「非常に腹立たしい」痛恨ドローのマドリー、PK判定を巡ってジダンが激怒!「ルールを説明すべきだ」

2021年05月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

後半アディショナルタイムに追い付いたものの…

PKを巡る判定で不満をぶちまけたジダン監督。(C)Getty Images

 アディショナルタイムのゴールで、敗戦は免れた。だが、勝てば首位アトレティコ・マドリーと並んでいただけに、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督はフラストレーションを感じているようだ。

 5月9日のラ・リーガ第35節、マドリーはホームでセビージャと2-2で引き分けた。2度にわたってビハインドを背負いながら追いつき、1ポイントを獲得。だが、2ポイント差のアトレティコに追いつくことはできなかった。

 ジダンが納得していないのは、1-1のタイスコアで迎えた74分のジャッジだ。セビージャのCKを防いだマドリーがカウンターを発動し、カリム・ベンゼマが倒されてPKを獲得した。だが、CKの場面でエデル・ミリトンのハンドがあったとし、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入で判定が変更。セビージャのPKとなり、マドリーは勝ち越しを許すことになった。

 マドリーは53分にCKでセビージャ側のハンドを訴えたが、VAR介入のうえで審判団はノーファウルと判定。マドリーにPKは与えられなかった。ジダンは、セビージャのPKになったミリトンのハンドとの違いが納得できないようだ。

【動画】PKは妥当? ジダンが激怒したシーンはこちら(4分24秒~)
 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ジダンは試合後に『Movistar』で「非常に怒っている。ハンドのルールを説明すべきだ」と、怒りをうかがわせている。

「審判と話し、説明を求めた。彼は、ミリトンのハンドだと言ったよ。だが、もう片方は違ったとね…。審判団のことを話すのは好きじゃない。だが、今日は気分が良くないね」

 ジダンは「ボックス内でハンドがあれば、どちらに対してもPKにするものだ」と続けた。

「試合はもう終わったが、きょうは腹立たしい。まったく理解できない。ミリトンがハンドなら、セビージャもハンドだ。(主審の説明に)納得していない。話し合うことはできても、はっきりしない。腹立たしい。セビージャとマドリーの双方のハンドで、彼は片方だけPKにした。それが現実だ」

 マルコ・アセンシオも「ミリトンはボールを見ていなかった」と不満を表した。

「彼が意図せずにボールが腕に触れた。苛立つよ。試合の行方だけじゃなく、リーグ優勝の可能性も変わってしまうからね」

 マドリーは残り3試合でグラナダ、アスレティック・ビルバオ、ビジャレアルと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【画像】辛辣批判!敗戦後にアザールが敵選手と爆笑するシーン

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