注目の上位決戦、横浜が天野の今季初弾などで2発快勝&4連勝!神戸はイニエスタ投入も9戦ぶり黒星

2021年05月09日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

神戸は9試合ぶりの黒星に

前線からの激しいプレスで気迫を見せたオナイウ。横浜が上位対決で貴重な勝点3を得た。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは5月9日に、第13節の7試合を開催。日産スタジアムでは、横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸の一戦が行なわれ、2-0で横浜が勝利を収めた。

 10戦無敗で4位の横浜と、8戦無敗で5位の神戸。好調同士の注目の上位対決となった試合は、立ち上がりから横浜がボールを握った。ただ、選手の距離感がいまひとつでなかなかリズムよくボールを繋げない。

 一方神戸は、速攻から好機を創出。15分には、セルジ・サンペールからの浮き球のスルーパスに抜け出した古橋亨梧が、ゴール前でトラップして反転シュート。しかし、これはGK高丘陽平の好セーブに阻まれる。

 そんななか、均衡を破ったのは横浜だった。41分、天野純のロングパスに左サイドで抜け出したティーラトンがダイレクトで鋭いクロスを供給。これがゴール前で相手DFに当たりネットに吸い込まれた。
 
 後半も横浜は、オナイウ阿道らの前線からの激しいプレスでボールを奪い、ビルドアップでは丁寧に繋ぎ、さらに攻撃に勢いを出していく。だがフィニッシュの精度を欠いて追加点には至らない。

 1点のビハインドを返したい神戸は、60分にアンドレス・イニエスタとアユブ・マシカを投入。ここから流れを取り戻し、77分にはイニエスタからのスルーパスに抜け出した古橋がシュートを放つも、枠の外へ外れる。

 すると横浜が80分、カウンターからエウベルがシュートを放つと、このこぼれ球に反応した天野が押し込み、貴重な追加点。天野のリーグ戦今季初ゴールもあり、横浜は4連勝。神戸は9試合ぶりの黒星となった。

 次節は5月15日に、横浜がアウェーで鹿島アントラーズと、神戸はホームでセレッソ大阪と14節を戦う。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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