「トルコのクラブが動き出した」トルコ1部トランザスポルが浅野拓磨に関心か? 現地メディアが報じる

2021年05月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「希望している欧州に近い」

パルチザンとの契約を解除し、フリー状態となった浅野。新天地にトルコが浮上している。 (C)Getty Images

 5月2日、度重なる給与の未払いなどを理由に、自身のブログとSNSでセルビア1部パルチザンとの契約解除を発表した浅野拓磨。その新天地は、トルコになる可能性があるようだ。トルコ・メディア『Haber Mat』が7日付けで報じている。

 今シーズンに18ゴールを記録し、パルチザンの攻撃を牽引する存在だった浅野の突然の離脱はクラブ側にも衝撃を与え、国際サッカー連盟(FIFA)の管轄組織に提訴すると反論。元同僚からも批判的な声が上がるなど、小さくない騒動になっている。

 そんななか、浅野の新天地にトルコが浮上しているようだ。『Haber Mat』によれば、同国1部のトランザスポルが興味を示し、「トルコのクラブが動き出した。話し合いの場を設ける準備をしている」という。

 浅野については、今夏の移籍を巡ってクラブ側と意見が食い違っていたとされる。ある中東のクラブへの移籍を進めたいパルチザンと、ヨーロッパでのプレーを望む選手側の意見が対立していたことも、退団に至る一因であったとも報じられている。
 
 セルビア紙『Republika』もトルコ・メディアの報道を引用してこの一報を伝え、「トルコリーグで現在4位のトランザスポルは、今シーズン公式戦40試合で21ゴール・10アシストを記録したアサノの得点力に期待しているようだ」と綴っている。

「アサノは欧州5大リーグでのプレーを望んでいるといわれており、トルコはその範疇ではない。だが、セルビアよりもクオリティは高く、ヨーロッパの各コンペティションに一歩近づくことができるのは間違いないだろう」

 現地メディアによれば浅野はすでにセルビアを離れ、日本に帰国しているとも報じられている。果たして快足アタッカーの新天地はどこになるのか、セルビアでもその動向を注視しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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