「6月の2試合が最後の選考」反町委員長、東京五輪代表メンバーの発表について意向を表明

2021年05月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

親善試合のマッチメイクは「今のところプラン通り」「なるべく強いチームと」

現状、最終選考に残されているのは2試合。東京五輪への切符を勝ち取るのは誰だ。(C)JFA

 日本サッカー協会(JFA)は5月6日、技術委員会を開催。終了後に反町康治技術委員長がオンライン上で取材に応じた。

 日本代表は、5月28日に臨む開催延期分のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー戦を皮切りに、6月中旬までに同予選3試合と国際親善試合2試合を戦う。また、U-24日本代表は7月22日の東京五輪の初戦を前に、6月と7月に国際親善試合を2試合ずつ行なう。

 A代表は国際親善試合の対戦相手がいまだ決定しておらず、U-24日本代表も7月17日に同スペイン代表との対戦が決定したのみで、その他の試合については未発表となっているなか、反町委員長は現状でのマッチメイクの進捗を次のように明かしている。

「(A代表は)2次予選をしっかり勝ち抜くのと同時に、9月(の最終予選)に向けて強化もしていかなければならないなかで、絞り込んでいる。今のところプラン通りに進んでいる。それはU-24も同じ。狙い通りに活動できることを目指して現在は詰めている。

 このインターナショナル・マッチデー(IMD)の期間は、ヨーロッパではEURO、他の大陸でもW杯予選などの活動がたくさんあるが、なるべく強いチームとやらなければ強化にならないというのは大前提で、選定をしている。

 U-24の方はドロー(東京五輪のグループリーグ、日本は南アフリカ、フランス、メキシコと同居)もあったので、やっぱりその国とは試合が出来ない形になるのでより絞られている状況。当然ながら8月の決勝に向けて、6月と7月の活動は大事になってくるので、いいマッチメイクをするように努力している」
 
 未確定な部分は多いとしながらも、気になる東京五輪のメンバー発表のタイミングについても意向を表明している。

「7月5日から(直前の2試合と合わせ本大会に向け)活動に入るのを踏まえると、やっぱり6月中にはアナウンスをすることになると思う。IOC(国際オリンピック委員会)へ出すのには期限があると思うが、その前に伝えないと選手の準備もある。期間も限られているので、6月の2試合が最後の選考だと思ってもらえれば」

 なお、A代表のミャンマー戦の予定されている5月28日はIMDの期間中ではなく、26日、27日、29日、30日にはJ1の試合が予定されている。メンバー選考の難航が予想されるなかで、続報に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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