「うせろ」主審が暴言連発とパリSGが激怒! レオナルドSDも猛抗議「理解できない、恥だ」

2021年05月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「僕らが言ったら10試合の処分だ」

カイペルス主審に詰め寄るヴェッラッティの中に割って入るポチェチーノ監督。(C)Getty Images

 事実であれば、ショッキングだ。

 5月4日のチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝第2レグで、パリ・サンジェルマンは0-2で敗れた。2戦合計1-4で敗退となり、昨シーズンに続いて決勝の舞台に立つことはできなかった。

 試合では69分、アンヘル・ディ・マリアがタッチラインを割ったボールを拾う際、フェルナンジーニョの足を踏んで一発退場となった。パリSGはほかに4選手がイエローカードを出されている。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、警告を受けたマルコ・ヴェッラッティとアンデル・エレーラが、ビョルン・カイペルス主審から暴言があったと訴えた。

 エレーラは『RMC』で「今夜は主審がレアンドロ・パレデスに『うせろ』と言った。僕らが言えば3、4試合の停止処分だ」と主張。ヴェッラッティは「僕は『ファック・ユー』と言われた。僕らが言ったら10試合の処分だ」と話している。

【画像】醜い愚行に批判殺到!ディ・マリアがフェルナンジーニョを踏みつけた決定的瞬間
 スポーツディレクターのレオナルドによると、パレデスは途中交代した際、チームのベンチに向かって「信じられないよ。僕に『うせろ』と言ってきた。信じられない。信じられない」と話していたそうだ。

 そのレオナルドは「映像で見聞きできる。明白だ。理解できない。本当に恥だ」と述べている。

「敗退したことを審判のせいにはしたくない。だが、適切に対応されない状況がたくさんあった」

 レフェリングやそれに対する不満の是非は別にして、主審から選手に対して暴言があったとすれば問題だ。ESPNによると、パリSGはUEFAに報告するという。

 ただ、パリSGの主張だけで評価することはできないだろう。いずれにしても、選手が公に訴えたからには、調査が必要と考えられるが……。続報が待たれる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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