J１リーグは５月10日、第１ステージ・11節の９試合を開催。ユアテックスタジアム仙台で行なわれた仙台対浦和は、激しい点の取り合いの末に４-４の引き分けに終わっている。

【J１ PHOTOハイライト】１stステージ・11節
 
　激戦となった試合は立ち上がりの８分、仙台のキム・ミンテのゴールで幕を開ける。しかし、消化試合が１試合少ないながらも首位に立つ浦和も、前半終了間際に阿部のゴールで追いついた。
 
　そして後半に入り、試合は一気にヒートアップ。55分にCKからの興梠のヘディングシュートで勝ち越した浦和は、さらに１分後に関根が追加点を奪取。３-１とリードを広げた。
 
　すると、仙台もすぐさま反撃に打って出る。60分に奥埜のゴールが決まって１点差とし、迎えた65分、CKからのこぼれ球に反応した渡部がヘディングでゴールネットを揺らし同点に追いつく。
 
　３-３のまま終盤に入った試合は80分、仙台が勝ち越しゴールを挙げる。奥埜から富田とつなぎ、最後はパスを受けた梁が相手をかわしてシュートを決めた。ところが仙台の勝ち越しから１分後、浦和は電光石火の攻撃で同点に追いつく。前線でのボール奪取からショートカウンターを発動すると、ペナルティエリア内に侵入した武藤の折り返しに、走り込んだ興梠が右足のシュートを突き刺した。
 
　試合はその後、ともにチャンスを掴んだものの決めきれず４-４で終了。2010年からユアスタで勝利のない浦和は、またしても鬼門の仙台で勝利を挙げられず、勝点をひとつ積み上げたにとどまった。浦和は勝点24、仙台は10としている。