「リベリの足技に屈しなかった」1か月ぶり先発出場の冨安健洋に、 現地メディアは及第点以上の評価!「あとは上がっていくばかり」

2021年05月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

直近4試合を負傷で欠場していた冨安

1か月ぶりに先発出場した冨安。現地での評価も上々だ。 (C)Getty Images

 絶対的な評価を受けていても、1カ月ぶりの戦列復帰となれば、決して容易ではない。

 ボローニャの冨安健洋が現地時間5月2日、セリエA第34節のフィオレンティーナ戦で復帰を果たした。右CBとして先発出場し、76分までプレーしている。冨安は4月3日のインテル戦で前半途中に右ふくらはぎを負傷。途中交代を余儀なくされ、以降の4試合を欠場していた。

 復帰初戦のパフォーマンスに対するイタリア・メディアの見方は、決して悪くない。衛星放送『Sky Sport』や『Sport Mediaset』、『Gazzetta dello Sport』紙や『Corriere dello Sport』紙は、いずれも及第点の6点をつけている。Gazzetta dello Sport紙は「決して混乱しなかった」と伝えた。
 
 現地メディア『Calciomercato.com』も6点で、「たくさん走り、攻守両面でチームを助けた。何度かミスはあったが、出来を汚すほどではない」と評価。また、『TUTTOmercatoWEB』は6.5点をつけ、「フランク・リベリの足技に屈しなかったのは良かった。注意深い試合をし、決して狼狽しなかった」と賛辞を寄せている。

 ボローニャ専門サイトの『tuttobolognaweb』も、同じく6.5点。「ソリッドで具体的、しみのないパフォーマンス。彼の貢献が重要になる今後の試合で、コンディションは上がっていくばかりのはずだ」と、残る4試合でのプレーに期待を寄せた。

 開幕から23試合は全試合フル出場でリーグトップの出場時間を誇っていた冨安だが、2月末から負傷で10試合中7試合を欠場した。冨安を高く評価するシニシャ・ミハイロビッチ監督にとっては痛手だっただろう。

 ハットトリックを達成した39歳FWロドリゴ・パラシオの活躍で、フィオレンティーナと3-3で引き分けたボローニャは、降格圏に8ポイント差の12位。残留はほぼ確実だ。

 残る4試合はウディネーゼ、ジェノア、ヴェローナ、そして王座から陥落したユベントスと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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