【J2】先制した大宮は東京Vに追いつかれ1か月以上白星から遠ざかる…町田はホームで山口に敗戦し6位に一歩後退

2021年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

長崎に競り勝った水戸が8位に浮上

小松蓮は今季2ゴール目となるダメ押し弾で、山口に今季3勝目をもたらした。写真:滝川敏之

 J2リーグは5月2日、第11節の3試合を各地で開催した。

 4月は2分3敗と白星の無かった大宮アルディージャは、1分2敗とこちらも調子の上がらない東京ヴェルディと敵地で対戦した。

 0-0で迎えた58分に大宮はMF小野雅史のゴールで先制するものの、直後の61分に東京Vの小池純輝に強烈なボレーシュートを決められ試合は振り出しに戻る。その後も両チーム決定機を迎えるがスコアを動かすことが出来ず、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

 1-1の痛み分けとなった大宮は勝点9とし、得失点差で20位に浮上するも、以前としてJ3降格圏に沈む。3月27日の長崎戦での4-0の勝利以降、1か月以上白星から遠ざかっている。一方の東京Vも同12とするが、17位に後退した。

 勝点12で14位の水戸ホーリーホックは、同14で10位のV・ファーレン長崎とホームで激突。2試合連続で無得点と攻撃陣が不調の水戸だったが、35分、攻め上がった右SB村田航一が相手に囲まれながらも絶妙なスルーパスを送る。これに反応した奥田晃也が右足を振り抜き先制に成功する。

 今季これまでのリーグ戦全試合で失点を喫している長崎はこの日も相手にゴールを許してしまう。雷の影響もあって遅れてスタートした後半、逆転を狙い攻勢に出たものの、最後まで相手ネットを揺らすことができず、タイムアップを迎えた。

 1-0で勝利した水戸が勝点15として、長崎を抜いて8位に浮上。一方の長崎は同14は変わらずも11位に一歩後退した。
 
 8節から10節まですべてクリーンシートで3連勝を飾り、5位まで順位を上げているFC町田ゼルビアは、ホームで19位のレノファ山口FCを迎え撃った。前半終了間際に相手ゴールを攻め立てた町田だったが、ゴールが遠く、47分にロングボールから山口の高井和馬に得点を許す。さらに攻勢に出る町田だったが、再び63分、守備陣の背後に出されたスルーパスから小松蓮にゴールを決められる。終盤も相手ゴールに迫ったものの奏功せず。試合は2-0で山口が勝利。町田は勝点17にとどまり、6位に一歩後退。山口は同12とし、15位に浮上した。

最新のJ2リーグ順位表をチェック!

 11節(5月2日開催)の試合結果は以下の通り。

水戸 1-0 長崎
東京V 1-1 大宮
町田 0-2 山口

 11節(5月1日開催)の試合結果は以下の通り。

秋田 0-1 岡山
群馬 1-2 山形
甲府 2-0 金沢
新潟 2-0 千葉
磐田 3-2 栃木
京都 3-2 愛媛
北九州 1-2 松本
相模原 1-5 琉球

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事