福岡戦で痛恨2失点。「ミスから学ぶこと」浦和の守護神・西川周作はさらなる奮起を誓う

2021年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

自らのプレーを理路整然と振り返る

福岡戦では悔しい2失点。この苦い経験も糧にして、J屈指の名手はさらなる奮起を誓う。(C)SOCCER DIGEST

 浦和レッズのGK西川周作は、5月1日に行なわれたアビスパ福岡戦のあと、自身のインスタグラムを更新。「ミスから学ぶこと」と記し、こう続けた。

「自分にしっかり矢印を向け失敗から成功にできるように。大切にしてきたことは継続して次はチームの勝利につながるプレーができるように良い準備をします。応援ありがとうございました」

 福岡戦は0-2で敗れた。8分にブルーノ・メンデス、86分にジョン・マリのシュートを防げなかった。

 試合後のオンライン会見で報道陣からふたつの失点について問われた西川は、自らのプレーを理路整然と振り返った。

 1失点目。クロスをキャッチしようとしたがファンブル。そのこぼれ球を押し込まれた。

「クロスに入る前に中を確認した時、フォアのブルーノ・メンデス選手が少しフリーになっていたので、あそこかなという狙いを持って。ジャッジ自体は悪くなかったと思うんですけど、風の影響だったり、そういうところの最後の質というか、最終的にキャッチに行ったんですけど、そこで風の変化があったならパンチングに切り替えるとか、そういうところの技術は練習していければどんどん改善はできると思っています」

 2失点目。ジョン・マリの強烈なシュートにはしっかり反応し、両手でストップしようとしたが弾き返せなかった。

「あのシュートを打たれる時も、僕からはしっかりボールも見えていましたし、シュートが来るという感覚で構えていたんですけど、あの時の構えが少し重心が落ちてしまったなっていう感覚で。ボールに対して反応はできたけど、前に行くことができなかった。もうちょっと状態を良くできれば、必ずあのシュートは弾けたかなと。弾きに行った結果、上手く両手にハマった部分があったので、あそこは片手で行くなり、そこの判断は練習でカバーしていきたい」

 本人にとっては悔しさが残る結果になったはずだ。「完全に僕のミス。チームがボールを持つ時間が長かっただけに、ああいう失点はGKとしてなくさないといけない」と唇を噛む。
 
 Jリーグを代表する名手らしからぬ失点だったかもしれないが、西川はすぐに頭を切り替えて、何がダメだったのか、どうすれば修正できるかに意識を向け、次からはより良いパフォーマンスを発揮できるようにと前だけを見据えている。

 そんな西川に対し、「西川選手なら大丈夫です!!」「これからも浦和レッズを支えてくれよー!!」「一つでも順位を上げて楽しませて下さい!」など激励のコメントが寄せられた。

 つい先日には史上最年少(34歳と10か月)でのJ1通算500試合出場を達成したばかりの頼れる守護神のさらなる奮起に期待したい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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