マンUがソン・フンミンへ侮辱発言のファン6名の“出禁”を発表!誹謗中傷が350%増加、衝撃の調査結果も報告

2021年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

SNSのボイコットを実施中

ユナイテッドはこのソン・フンミンへ侮辱発言を行なった自軍のファンに対し、制裁を発表した。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間4月30日、トッテナムのソン・フンミンをソーシャルメディア上で侮辱したとされるファンに対し、制裁を発表。シーズンチケットホルダー3名、オフィシャルメンバー2名、シーズンチケットのキャンセル待ち1名、計6名に入場禁止処分を科すとしている。

 事の発端は、今月11日に敵地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで対戦した際の33分のプレーだった。ソン・フンミンがユナイテッドMFスコット・マクトミネイからボールを奪おうとした際、マクトミネイの振り払った手が、顔面に直撃。はたかれるような形となり、ピッチへ倒れ込んだ。

 そのままプレーは続行され、ポール・ポグバからラストパスを受けたエディソン・カバーニがゴールネットを揺らした。だが、ここでVARが介入。マクトミネイの行為はファウルとなり、ゴールは取り消しになったのだ。

【動画】マクトミネイの手が顔面に直撃…物議を醸したソン・フンミンの倒れ込みシーン(1分15秒~)
 
 これに対し、ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督や複数の有識者が、「ソンはオーバーリアクションだ」など批判すると、一部のユナイテッド・ファンが暴走。韓国代表FWを標的にした人種差別的な発言がSNSに殺到する事態となっていた。今回はそのうちの6人が処分されたかたちだ。

 また、クラブは同時に2019年9月から2021年2月までの期間で行なったTwitter、Instagram、Facebook上での誹謗中傷に関する独自の調査結果も報告。2019年2月以降、同クラブの選手に向けられた誹謗中傷は350%増加しており、報告期間中のその投稿数は3300件、うち86%は人種差別的なものだという。

 ユナイテッドは現在、他のプレミアクラブなどと共に、SNSのボイコットを実施中。悪質行為には厳格な態度で「NO」を突き付けている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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