「3試合に1回はアシストが期待できる」鎌田大地はウェストハムにとって理想的! 番記者が今夏の補強候補に推薦

2021年04月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ドイツで非常に活躍している」

フランクフルトで充実したシーズンを過ごしている鎌田。(C)Getty Images

 ドイツで着実に評価を高めている鎌田大地は、プレミアリーグでも魅力的な存在になる可能性を秘めているようだ。

 『The Athletic』でイングランド1部ウェストハムの番記者であるロシャーヌ・トーマス氏は、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍で加入した「ジェシー・リンガードが非常に好調であり、驚くべき変貌を遂げた」と前置き、欠かせない存在になっていると綴っている。

 しかし、このブレークにより、リンガードを狙うクラブが増えたため、「退団する可能性を完全に否定できない」。そして「最悪のシナリオとなった場合、彼の穴を埋めるのか」という分析を展開し、候補者をデータとともに紹介している。

 そして、ロス・バークリ―(アストン・ビラにチェルシーからレンタル中)、ナビル・フェキル(ベティス)、ダビド・ターンブル(セルティック)、コナー・チャップリン(バーンズリー/英2部)らとともに、鎌田大地の名を挙げている。
 
「アーセナルが興味を持っているという噂も一時期あったが、今はどうだろう。フランクフルトは来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権獲得を目指している。もしデイビッド・モイーズの手腕でウエストハムがトップ4に食い込めば、鎌田の獲得はより楽観的になれるかもしれない。

 日本代表として10回の出場を数えている彼は、中央のストライカーの背後にいるふたりの攻撃的MFとしてプレーする。最近は、2トップの下でプレーもしており、非常に活躍している」

 そして、同紙が採用するデータから「攻撃的な面で非常に優れている」と解説。「チームがゴールチャンスを生み出す起点として大きく貢献し、かつ相手にとって危険なエリアにボールを運ぶ可能性が高い。さらに、ドリブルで運ぶよりも、前線に出すパスが優れているという特長がある」としている。

「今シーズンの11アシストは、ブンデスリーガで3番目に多い数字であり、基礎的な数字も非常に強力だ。ウェストハムで今季、最もアシストをしたのはアーロン・クロスウェルの7回。鎌田の場合は、3試合に1回の割合でアシストを期待できることになる。この数字は、今シーズンのブンデスリーガの全攻撃的MFの中で上位6%に食い込む効率だ」

 もちろん移籍がすぐに決まるという話ではないが、鎌田の快進撃やプレーのクオリティーは、プレミアリーグを熟知する記者の目にも留まるほどに磨かれていると言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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