現地時間４月27日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）の準決勝・第１レグで、レアル・マドリーはチェルシーをホームに迎え、１－１のドローに終わった。

　主砲カリム・ベンゼマのボレー弾で追い付いたとはいえ、とりわけ序盤はチェルシーにペースを握られ、苦しい展開となった

　なぜ主導権を握れなかったのか。クラブOBであるスティーブ・マクマナマンは、故障でDFフェルラン・メンディを欠き、マルセロを起用せざるを得なかったのが最大の原因であると考えているようだ。英『BT Sports』で語った内容をスペインの『El Espanol』紙などが伝えている。

「メンディが不在の時、マドリーはこのようなことが起こってしまう。（より欠場が痛いのは）セルヒオ・ラモスじゃない。リバプール戦でもいなかったからね」

　そう語った元イングランド代表MFは、メンディ欠場の影響を次のように語っている。

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「メンディを失うと、（代わりに出る）マルセロをかなりカバーする必要がある。彼はウイング、あるいはミッドフィールダーのようだ。だから、クロースかモドリッチがカバーする必要がある。ひとりの穴を２人で埋めなければならないんだ」

　マクマナマンは、そもそもメンディの不在で３バックに臨まなければならなかったのも、機能不全となった要因と考えているようだ。「メンディは来週（の第２レグで）、ラモスとともに戻ってきて、４バックでプレーするだろう。そうすれば、中盤を強化でき、目的を達成できる」と続けている。

　現地５月５日のリターンマッチで、マドリーはファイナル進出を決められるか。ジネディーヌ・ジダン監督の采配に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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