「恥ずべき行為、主将だぞ」大敗でCLに黄信号も、元同僚と談笑のミラン守護神にファン激怒!「腕章を奪え」

2021年04月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

前節2位から一気に5位へ転落

ドンナルンマの試合後の行動が、ナーバスになっているサポーターの怒りを買ってしまった。(C)Getty Images

 早ければ次節にもインテルの優勝が決まるセリエAは、4位までに与えられるチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を巡る争いが熾烈になっている。勝点68の2位アタランタを、2ポイント差でナポリ、ユベントス、ミランが追走。勝点61のラツィオにも可能性が残されている。

 前節終了時に2位だったミランは、現地時間4月26日の第33節で、ラツィオに敵地で0-3と敗れた。アタランタに抜かれ、ナポリとユベントスに並ばれ、5位に転落。一時は確実とみられていたCL出場権獲得に暗雲が立ち込めた。

【動画】為す術なくラツィオに3発完敗…ミランは2位からCL圏外へ一気に転落

 当然、サポーターは不満を募らせている。だからこそ、ちょっとしたことにもナーバスになるのだろう。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、一部のサポーターは試合後、GKジャンルイジ・ドンナルンマに怒りをぶつけた。

 といっても、3失点したことが理由ではない。ミラニスタが怒ったのは、試合後にイタリア代表守護神が、ラツィオ守護神ペペ・レイナと笑顔で話をしたからだ。

 かつてミランに在籍したレイナは、ドンナルンマの控えを務めていた。対戦時に元同僚と話すことは不思議でもなんでもない。だが、手痛い黒星を喫し、最大の目標であるCL出場に黄信号が灯った直後の笑顔が、一部のファンを苛立たせたのである。
 
『Gazzetta dello Sport』によると、SNSでは以下のようにドンナルンマを批判する声が上がった。

「あいつから腕章を奪い、どこでも好きなところに行かせてしまえ!」
「0-3の黒星とドンナルンマの笑顔、どっちがムカつくか分からない」
「何がキツいって、試合後にドンナルンマが笑顔でレイナと冗談をかわしていたことだ。理解不能」
「腕章まで巻いて、0-3の敗戦後に笑っていた。その彼がミランの未来だと。ミランの完全なる死だ」
「恥ずべき行為だ。キャプテンだぞ。0-3で負けたんだ。走って更衣室に戻り、ロッカーに何発か食らわせるべきところで、笑っているなんて」

 今シーズン限りで契約が満了するドンナルンマは、以前からミランと延長交渉を続けているが、いまだ合意に達していない。ミラン愛を強調している選手ではあるが、ミーノ・ライオラ代理人を通じた高額サラリー要求が報じられていることも、一部サポーターの怒りにつながっているだろう。

 22歳の去就が注目されるミランだが、まずは欧州最高峰の舞台への切符を手に入れることが先決だ。ユベントスやアタランタとの直接対決を残すミランにとって、レジェンドのフィリッポ・インザーギが率いるベネべントと対戦する次節は、勝利必須の一戦となる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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