「ゴールに値する!」渾身ブロックの吉田麻也を伊メディア絶賛!「完璧、ベストプレーヤーだ」

2021年04月25日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「自分のところに来たボールをすべて跳ね返した」

チームは敗れるも高評価をを得た吉田。敵FWドゥフレル(右)を抑え込んだ。(C)Getty Images

 出場停止明けの一戦で、連勝を続けることはできなかった。だが、吉田麻也のパフォーマンスは、イタリアのメディアから高評価を得ている。

 4月24日のセリエA第33節で、サンプドリアはサッスオーロに敵地で0-1と敗れた。3連勝を逃した一戦で、吉田はCBとして先発フル出場している。

 スコアレスで迎えた56分、日本代表DFは左からのクロスに懸命に足を伸ばして触れ、ピンチとなるのを防ぐと、その流れでドメニコ・ベラルディのシュートをブロック。CKに逃れる。さらに、CKの流れから再びベラルディのエリア外からのシュートを頭でクリアして再度CKとした。

 この懸命の守備も実らず、サンプドリアは69分にベラルディの先制点を許すと、そのまま追いつくことができずに敗れている。

【動画】「ゴールに値」と現地メディアが激賞!吉田麻也の渾身クリア
 だが、守備で魅せた吉田の採点は上々だ。衛星放送『Sky Sport』は及第点の6点、『Sport Mediaset』は「壁をつくり、自分のところに来たボールをすべて跳ね返した」と、6.5点をつけている。

 さらに、『Gazzetta dello Sport』、『Corriere dello Sport』の両紙も同じ6.5点。前者はチームのベストプレーヤーに選出し、「特に後半のベラルディに対するブロックで正確かつ重要だった」と称賛した。

『calciomercato.com』と『TUTTOmercatoWEB』も、やはり6.5点。前者が「ベラルディに対する守備はゴールに値した」、後者も「さほど苦しまず、グレゴワール・ドゥフレルをうまく守った。0-0の特に危険な場面で決定的なブロック」と称えている。

 サンプドリア専門サイト『sampnews24』は、チーム最高の7点とさらに高い評価。「クリーンな試合。守備陣との対話機能。サンプドリアでは少ないポジショニングのセンスを見せた。サッスオーロが縦に出てきた際の閉ざし方が完璧だった。ベストプレーヤーだった」と激賞した。

 今季22度目の先発出場で、好パフォーマンスを見せた吉田。守備の国イタリアで存在感を増していく日本代表主将の今後も楽しみだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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