【U-18プレミアリーグ】『タフに戦い、勝ちをもぎ取る』をテーマに、鹿島ユースがEAST首位を堅持!!

2015年05月07日 安藤隆人

「鹿島は常に勝たないといけない」と、ジーコスピリットを伝える指揮官。

5節のJFAアカデミー福島戦では、FW垣田(13)の2ゴールで勝利。いまだ無敗の鹿島ユースが首位を守った。写真:安藤隆人

 3勝1分、8得点・1失点。首位を走る鹿島ユースは、この試合でも持ち前の勝負強さを発揮し、無敗をキープするとともに、首位をがっちりとキープした。
 
『タフに戦い、勝ちをもぎ取る』
 これが今年の鹿島ユースのテーマだ。これを打ち出したのが、就任2年目の熊谷浩二監督。昨年、コーチから監督に就任すると、徹底してチームにファイティングスピリットを植え付けた。
「鹿島は常に勝たないといけない。勝利への意識を伝えることはまず外せないし、大前提となるのが『ジーコスピリット』。常にチームのために戦う意識を持つことが重要で、その上にいろんな指導があると思っている」
 
 どんな時もゴールを狙う。チームのために犠牲を厭わずにハードワークする。そして勝ち切る。指揮官就任1年目の昨季は、前期こそ2勝5分2敗に終わったが、後期に入ると5勝2分2敗と一気に順位を上げ、3位でシーズンを終えた。
 
 昨年までのメンバーが多く残った今年、巧さに強さが加わった鹿島は、戦前から優勝候補の一角に挙げられていた。その評判通り、開幕戦を制すると、そこから無傷の3連勝。
 
 さらに前節の大宮ユース戦では、苦しみながらも1-1のドローに持ち込み、
「タフさを求めているので、ずっとトレーニングの強度を上げていた。明らかにコンディションがあまり良くないなかで、粘り強く戦えた。我慢できる力を養えていると思う」と、熊谷監督は苦しい状況でも崩れることなく、90分間を戦い抜ける力がついてきたと評価した。

次ページドロー濃厚の試合を交代選手の躍動で勝利に結びつける。

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