ヴィッセル神戸は４月23日、クラブの公式YouTubeチャンネルで先日チームに合流したばかりのFWリンコンのインタビュー動画を公開した。

　ブラジルの名門フラメンゴで16歳にしてプロデビューを果たしたリンコンは、各世代別代表で活躍してきた。2017年にはU－17南米選手権、U－17ワールドカップ、2019年にはU－20南米ユース選手権に出場している、神戸期待のFWだ。

「試合での体力も考えると100％ではないですが、試合には出られるコンディションです」と語るリンコンはクラブの公式チャンネルでサポーターから募集した質問に次々と答えていった。

　引く手数多なブラジルの逸材が神戸を選んだ理由については、「フラメンゴが合意のもとに話をしたいくつかのクラブの中でヴィッセル神戸が一番明確で良いプロジェクトを提示してくれたので決めました」という。

　チーム内で印象に残っている選手を聞かれると、「イニエスタ選手は別格なので候補から外すとして、５番の山口蛍選手が練習だけでなく、試合を見ていても技術が高く良い選手だなと思っています」とチームの大黒柱を挙げた。

　また、「前線ならどこでも自信があります」と語るプレー面での目標は、残り28試合で「15～20得点取りたい。28試合に出られたらの話ですが」と笑顔を見せた。
 

　そのほか、憧れの選手にはクリスチアーノ・ロナウドの名を挙げ、「ありがとう」「こんにちは」と覚えたての日本語も披露。好きなアニメは、ポケモン、ナルト、ドラゴンボールなどプライベートな質問まで盛りだくさんの内容となっている。

「自分が知っているリーグの中で言わせてもらうと、全ての面においてとても良いリーグだと思います。競争力の高いリーグで、そのなかでもヴィッセル神戸は今年良い成績を残せるだろうと思います」とJリーグの印象を明かし、「これからたくさんのゴールを決めて、サポーターの皆さんに喜んでほしいと思っています」と意気込みを語った。

【動画】「日本語の発音よくて草」神戸が公開したリンコンのインタビュー！

　この動画のコメント欄には「めっちゃいいやつそうに見えるんだが笑」「リンコン風の噂で素行がよろしくないって聞いたけど真面目そうやな普通に」「もう好きになりました」「やっぱ世界的にも期待されている選手だけあって、オーラあるな笑」「日本語の発音よくて草」などの声が寄せられ、早くもファンの心を掴んでいるようだ。

　将来のセレソン候補とも言われる逸材FWのJリーグデビューも間近か。

　神戸は４月24日に敵地で第11節・鹿島アントラーズ戦、28日にルヴァンカップのホーム大分トリニータ戦、５月１日にホームでの第12節サンフレッチェ広島戦が予定されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部