現地時間４月18日に正式発表された、メガクラブが参加する欧州スーパーリーグ（ESL）構想を、レジェンドが痛烈に批判している。

　発表によれば、同リーグの開幕時期等は未定なものの、プレミアリーグから"ビッグ６"と呼ばれるアーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、セリエAからインテル、ミラン、ユベントス、ラ・リーガからレアル・マドリー、バルセロナ、アトレティコ・マドリーの参戦が決定。さらに今後３クラブが加わる見込みとなっている。

　これに対し、欧州サッカー連盟はチャンピオンズ・リーグなど国際試合からの締め出し、国際サッカー連盟もワールドカップなどへの選手の参加を認めないなどの声明を発表し、真っ向から対立。欧州の域を超え、今やサッカー界の根幹を揺るがす一大騒動へと発展しており、世界中で議論を呼んでいる。そんななかで辛辣意見を発信したのが、元ポルトガル代表ルイス・フィーゴだ。
 

　自身も現役時代は、参戦の決まったバルサ、マドリー、インテルでプレーした稀代の名手は、19日にツイッターを更新。激しい怒りをぶつけている。

「『スーパーリーグ』は、とても『スーパー』なんかじゃない。この強欲で無慈悲な動きは、私たちの草の根、女子サッカー、そして広くサッカー界に災いをもたらすだろうね。ファンを大切にすることをずっと前にやめた利己的なオーナーのためだけに、スポーツの良さを完全に無視している。悲惨だよ」

　今後、両者の間の溝は埋まるのか、はたまた歴史的転換点となるのか。続報が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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