名古屋が今季初黒星。稲垣に今季4ゴール目を許すも、無失点記録をストップさせた林&酒井弾で鳥栖が2-1勝利!

2021年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

名古屋の無失点記録を823分で止めた林大地。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 第10節3日目を迎えたJ1リーグは4月18日、各地で4試合を開催。豊田スタジアムで行なわれた名古屋グランパスとサガン鳥栖の一戦は、2-1でアウェーの鳥栖が勝利を収めた。

 これまで開幕戦のオウンゴールによる1失点のみで無敗を続ける名古屋は、4-2-3-1のシステムで、前節から4人を変更。ボランチに長澤和輝、2列目に前田直輝、阿部浩之、トップに山﨑凌吾が入った。

 対する鳥栖は、3-4-1-2の布陣で同じく4選手を入れ替えた。CB大畑歩夢、MF樋口雄太、小屋松知哉、FW酒井宣福を起用した。

 試合はここまで足かけ9試合、818分という無失点継続時間を27年ぶりに更新した名古屋が先制を許す。

 立ちあがり名古屋に押し込まれたものの、鳥栖は6分に大畑、酒井と繋ぎ、ゴールライン際からの鋭いクロスボールをニアサイドで林大地がヘディングシュート。これが名手ランゲラックも届かない際どいコースに決まり1-0と先制する。

 さらに前線からのプレスとハードワークを強める鳥栖は、45分に加点。FKの流れから酒井が出したパスは長澤にクリアされるものの、自らそのこぼれ球に反応し右足で狙い澄ましたミドルシュートを放つ。GKランゲラックの手をかすめるもののゴールに吸い込まれ2-0とリードを広げた。

【動画】名古屋の無失点記録を823分で止めた林大地の先制弾!
 
 今シーズン初めてビハインドを背負った名古屋は、後半頭から米本拓司と柿谷曜一朗をピッチに送り出すと、さらに54分に相馬勇紀と、移籍後初出場となる森下龍矢を投入。

 68分には柿谷が、72分にはマテウスがペナルティエリア内で決定機を迎えるがブロックに遭い得点できない。

 85分にマテウスに代え木本恭生を投入。すると直後に右サイドからのクロスボールのこぼれ球を稲垣祥がペナルティエリア外からダイレクトボレ―。ネットを揺らし1点を返す。

 しかし、その後も猛攻を仕掛けるものの、鳥栖の粘り強いディフェンスの前に決定的なシュートを放てず、名古屋は1-2で今季初黒星を喫した。

 この結果、名古屋は勝点26は変わらず2位をキープ、鳥栖は同20として3位に浮上。

 次節、名古屋は4月22日の木曜日にホームでガンバ大阪と対戦、鳥栖は21日にルヴァンカップのアビスパ福岡戦を挟み、24日の敵地でFC東京と激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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