「クリーンシートは当然の結果」トゥヘル、マンC撃破に手応え十分!「ヨーロッパ最高レベルのチームに…」

2021年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

9回目のFAカップ制覇に王手

決勝進出を果たし、小さくガッツポーズするトゥヘル監督。(C)Getty Images

 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、難敵撃破に歓喜している。英衛星放送『Sky Sports』が伝えた。

 チェルシーは現地時間4月17日、FAカップの準決勝で、マンチェスター・シティとウェンブリー・スタジアムで激突。互いに譲らぬなか、55分にティモ・ヴェルナーのクロスに、倒れ込みながらも左足で上手く押し込んだハキム・ジイェフのゴールが決勝点となり、チェルシーが1-0で白熱の一戦を制した。

【動画】ヴェルナーのクロスに反応したジイェフが倒れ込みながらも執念の一発!

 トゥヘル体制以降、14回目のクリーンシート(無失点)で9回目のFAカップ制覇に王手をかけたチェルシー。試合後、インタビューに応じた指揮官は自軍の堅守を称えている。

「今日のクリーンシートは当然の結果であり、私にとって非常に誇りに思えるものだ。我々はラッキーで逃げ切ったわけでも、ボックス内でじっと守備をしていたわけでもない。我々はそのために懸命に働いた。絆と連帯感を感じることができ、選手たちは互いをカバーする準備ができている。自信を持って、とても勇敢にプレーした」

 また、世界屈指の名称ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮を執り、現在リーグ首位を独走し、チャンピオンズ・リーグ(CL)でも準決勝入りを決めているシティから勝利を収めた意味についても、改めて自らの口で伝えている。
 
「ペップと対戦するということは、ヨーロッパ最高レベルのチームと対戦するということである。バルセロナ、バイエルンと彼がサイドラインにいた場所では、何年にも渡り彼がチームの基準となっていたからね。そして、今もそうだ。それはプレミアリーグを見れば分かる。私たちの目標は、90分間の差を縮めることだった。フットボールではそれが可能であり、良い勢いで試合に入れば、これを実現することができるんだ。

 我々は非常に積極的に受け身になることなく、最高の監督であり、最高のチームのひとつである相手に勝利を収めることができた。このパフォーマンスには非常に満足しているし、若い選手で臨んだことで、我々の自信と成長のための大きな後押しにもなるだろう。ただ同時に、今日からは過去のことであり、リーグでの重要な週に良いパフォーマンスを発揮する必要がある」

 粘り強い戦いで、見事に敵軍の4冠の夢を阻んだチェルシー。この勢いのまま、世界最古の大会の140代目のチャンピオンの座を掴めるだろうか。決勝では18日に行なわれるレスター対サウサンプトンの勝者と顔を合わせる。そして、来週24日には熾烈なCL出場権争いを繰り広げているウェストハムとの大一番も控えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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