コロナ禍に揺れた柏、江坂の今季初ゴールで連勝達成!終盤のPKも止められた大分は4試合連続ノーゴールに

2021年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

GKキム・スンギュが値千金のPKストップ

今シーズン初ゴールでチームを勝利に導いた江坂。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは4月17日、第10節の5試合を各地で開催した。昭和電工ドーム大分で行なわれた大分トリニータと柏レイソルの一戦は、1-0でアウェーチームの柏が勝利を収めた。

 リーグ戦5連敗中で18位のホーム大分は3-4-2-1のシステムを採用。前節からはふたりを変更。小出悠太、長谷川雄志を先発させた。

 一方、新型コロナウイルスの検査で、トップチームの選手4人に陽性者が出て、ひとりが検査結果が確定せず隔離されている柏は、3-4-2-1のシステムでミラーゲームに挑む。

 前節からは3人を変更し、GKキム・スンギュ、DFは右から川口尚紀、上島拓巳、古賀太陽、右のアウトサイドに北爪健吾、左に三丸拡、ボランチは椎橋慧也と仲間隼斗、2列目に江坂任、神谷優太、トップに呉屋大翔という顔ぶれになった。

 試合はボールを持ちながらゲームを進めようとする大分に対して、守備ブロックを築きソリッドな攻撃を志向する柏という構図で進む。

 最初に決定機を迎えたのはアウェーの柏だった。22分に仲間、呉屋と繋ぎ、最後はペナルティエリア内に侵入してきた椎橋がゴール正面からシュート。GKの頭上を狙うものの、これはクロスバーに直撃し、得点ならず。
 
 両チームともに最後の部分を崩し切れず、0-0で折り返した後半立ち上がりに柏がPKを獲得する。ペナルティエリア内でのルーズボールに江坂が反応。頭で落としたボールに神谷が倒れ込みながらも合わせると、相手DFの手に当たる。

 キッカーを務めた呉屋のシュートはGKに弾かれるが、江坂が冷静にこぼれ球を流し込み先制に成功した。江坂はこれがリーグ戦の今季初ゴールとなった。

 柏は、終盤に大分に押し込まれる時間帯が続き、PKを献上するが、GKキム・スンギュがこれをストップ。リードを保ったまま試合終了を迎えた。

 1-0で勝利した柏は今シーズン初の連勝を達成。一方の大分は4試合連続のノーゴールに終わり、6連敗となった。

 この結果、大分は勝点5は変わらず、柏は同10に積み上げた。

 次節、大分はルヴァンカップのFC東京戦を挟み4月25日にホームに浦和レッズを迎え、柏はルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦後の24日に、ホームで徳島ヴォルティスを迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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