「ふらついて、気を失いかけた」元伊代表デ・ロッシ、コロナ感染の恐怖を衝撃告白「もし病院に行ってなければ…」

2021年04月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「限界ぎりぎりというわけではないけど…」

コロナに感染し、自身の症状について語ったデ。ロッシ。(C) Getty Images

 2006年のワールドカップ(W杯)制覇に貢献した元イタリア代表MFのダニエレ・デ・ロッシが新型コロナウイルスに感染して入院したとの知らせは、世界中のサッカーファンを心配させた。

 ローマで活躍したデ・ロッシは、3月からロベルト・マンチーニ監督率いるイタリア代表のテクニカルスタッフを務めている。だが、そのイタリア代表は3月のW杯予選でクラスターが発生。次々に選手やスタッフの感染が発覚した。

 そのひとりが、デ・ロッシだった。4月9日に肺炎の診断で入院したことが判明。旧チームメートや関係者から励ましのメッセージが寄せられた。ネットでは、笑顔ではあるが酸素マスクをつけているデ・ロッシの画像が出回っている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、デ・ロッシは友人に向けたプライベートの音声メッセージで「症状がひどく、良くならないどころか悪化していたから(病院に)来た」と話している。

「昨日の朝、普通に椅子から立ったら、気を失いかけた。耳鳴りがして、すべてが弱々しく感じ、ふらついた。それで怖くなり、検査を依頼したんだ。病院に来て、肺炎と診断された。深刻ではないが、肺炎だ。そうじゃないほうが良かった。何より、もし病院に来ていなかったら…と言われたんだ。限界ぎりぎりというわけではないけど、自宅療養レベルでもない」

【関連画像】衝撃の姿…病室のデ・ロッシの様子はこちら
 改めて新型コロナの恐ろしさがうかがえるが、幸いにもデ・ロッシは心配する状態にないという。入院先の病院の教授は、『Radio Kiss Kiss』で「わたしたちは楽観している」と述べた。

「彼は良い状態にある。肺炎と典型的な新型コロナの症状がある。治療に反応しており、来週には退院して自宅療養に切り替えることもできるかもしれない。早い対応でうまく治療すれば、ウイルスを倒して勝つことはできる。若さ(37歳)も助けになった」

 少しでも早く、人類がこのウイルスに打ち勝ち、人々が日常を取り戻せるのを願うばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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