“ブチギレ”の英4部選手、味方にまさかの頭突きで退場に! 指揮官は失望隠せず「正直、恥ずかしい」

2021年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

過去にはファンへの悪態で罰金処分も

ブリストル・R時代のペイン。すでに“前科”があった。(C) Getty Images

 イングランド4部のクラブで内紛が発生した。それもピッチ上でだ。

 現地時間4月10日に行なわれたリーグ戦第41節、ブラッドフォード対グリムズビー。問題が起こったのは、前半終了直後だった。後者のMFフィリペ・モライスはホイッスルを聞くや、チームメイトのFWステファン・ペインの元に詰め寄り、激しい口調で不満をぶつける。

 すると、これにブチギレたペインはなんと、35歳のポルトガル人へ頭突きをお見舞いしてしまったのだ。29歳のイングランド人にはレッドカードが提示されている。

【動画】チームメイトにまさかの頭突きを浴びせたペインの愚行はこちら

 英紙『Daily Mail』によれば、どうやら最初に近付いたモライスは、ペインがボールを追わなかったことに腹を立て、気持ちを伝えたかったとのことだ。だが、後輩に思い届かず、逆ギレされてしまったようだ。

 ペインは以前から気性の荒さで知られ、ブリストル・ローバーズ(現イングランド3部)では、ファンに向かって悪態をついたり、卑猥なジェスチャーを行ない、罰金の処分を受けた過去もあるという。
 
 試合後、グリムジーのポール・ハースト監督はクラブの公式HPを通じて、両選手に失望したと伝えている。

「ステフがやったのかもしれないが、ふたりはクラブと我々に関わるすべての人を失望させ、必要以上に仕事を難しくした。少しの意見の相違があるのは普通のことだが、明らかにそれ以上のことをしていた。彼らはみんなを失望させてしまい、正直言って恥ずかしい」

 そのうえで、3試合の出場停止処分を受けたペインを今後ピッチに戻すかどうかの質問には、「対処する。それしか言えない」とコメントするに留めた。

 ドイツ・ワールドカップ決勝でジネディーヌ・ジダンが食らわせたマルコ・マテラッツィへの頭突きのように、相手選手への攻撃は珍しくないが、身内への愚行は稀だ。

 なお、10人となったグリムジーは、0-1で敗れている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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