福岡フアンマ、3年ぶりのJ1弾は起死回生の同点ゴール!10人での戦いにも「チャンスは必ず来る」

2021年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

土壇場88分に同点弾!途中出場から今季初ゴール

今季初ゴールは3年ぶりのJ1弾。フアンマが敵地での勝点ゲットに貢献した。写真:徳原隆元

[J1リーグ9節]C大阪2-2福岡/4月10日(土)/ヤンマー

 J1での3年ぶりのゴールが窮地のチームを救った。

 セレッソ大阪対アビスパ福岡の一戦は、前半の膠着した展開から一転、後半は点の取り合いとなった。開始14分の志知孝明の退場で早々に10人となった福岡だが、67分に吉岡雅和の鮮やかな左足ショットで先制。その後C大阪に逆転を許すものの、最終盤の88分だった。右サイドからのクロスに途中出場の長身FWフアンマ・デルガドがDF数人に囲まれながらも執念で頭でねじ込みネットを揺らす。福岡が土壇場で追いつき、引き分けに持ち込んだ。

 殊勲のゴールを決めたフアンマは、「入った時は難しい状況だったが、一人少ないなか全員で守り切れた。アウェーで難しいゲームでも勝点1をみんなで勝ち取れたし、自分自身、今季初ゴールを勝点に結び付けられて嬉しかった」と困難な状況で勝点を掴めたことを喜んだ。

 このゴールは自身3年ぶりのJ1での得点となる。今季はコンスタントに出場機会を掴み切れていないが、しっかりとチャンスを生かした。
「入った時は1-1で、戦術や攻守での指示はもらったが、チャンスは必ず来ると思っていた。センタリングが上がった時に点を決められたのは良かった。自分としてもチームに貢献できてよかった」

 福岡はこれで暫定11位に浮上。ここまで2勝4分け3敗と、5年ぶりのJ1の舞台で粘り強い戦いを見せている。さらなる躍進へ、このスペイン人FWの躍動もカギを握りそうだ。
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