「ローマにトミヤスは渡さない」“真の宝石”冨安健洋にボローニャTDが賛辞!「あまりに強い選手だ」

2021年04月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ローマにもラツィオにも薦められる選手だが…」

今夏の去就も含めて注目度が高まっている冨安。 (C)Getty Images

 ボローニャで技術部門の幹部を務めるワルテル・サバティーニは、以前から冨安健洋を高く評価している。昨年、日本代表DFはマンチェスター・ユナイテッドでもすでにプレーできると話したのは記憶に新しい。

 セリエAで多くのクラブの要職を歴任してきたサバティーニの目は確かだ。そんなディレクターが冨安に「あまりに強い」と賛辞を寄せている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、サバティーニは『Tribunale delle Romane』で、古巣ローマについて話す中で冨安にも言及した。

 冨安の名前が出たのは、ローマのチアゴ・ピントGMについて話しているときだ。サバティーニは「ローマに来る前のピントは知らなかった」と述べている。
 
「彼はわたしの同僚じゃない。われわれはローマと話す必要がないし、彼らもボローニャと話す必要がない。ただ、ウチには問題なくローマでやれる選手たちがいるのは確かだ。例えばトミヤスはローマにもラツィオにも薦めたいし、薦められる選手だ。だが、渡さない。あまりに強いからだ」

 守備の国イタリアで2年目を迎えた冨安の株は右肩上がりだ。『Corriere dello Sport』紙は先日、冨安には2500万ユーロ(約31億3000万円)以上の価値があると報じ、ボローニャの「真の宝石」と称賛した。

 Gazzetta dello Sport紙も先日、エバートンとレバークーゼンが冨安に関心を寄せているとし、「夏にプレミアかブンデスに行くことも除外すべきでない」と報じたばかりだ。

 夏のマーケットで人気銘柄となることが有力視される冨安は、ステップアップを目指すのか。そして、その舞台は引き続きイタリアとなるのか、それともそのほかの欧州主要リーグとなるのか。その去就から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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