ジネディーヌ・ジダン監督が、宿敵の大エースに異例の残留要求を行なった。スペイン紙『MARCA』が伝えている。

　首位のアトレティコ・マドリーを２位バルセロナが１ポイント差で追い、そのバルサをレアル・マドリーが２ポイント差で追うという、佳境に入りながらも大混戦を極めている今季のラ・リーガ。迎えた現地時間４月10日には、マドリーとバルサの直接対決が行なわれる。

　ビッグマッチ「クラシコ」が優勝を占う大一番とあり、例年以上に盛り上がりを見せるなか、前日会見でマドリーのジダン監督が意気込みを語っている。
 

「難しい試合になることは分かっているが、私たちは休息をとり準備ができている。ただ、アトレティコはアドバンテージを持っており、我々全員は最後まで気を抜かずプレーしなければならない。それはずっと前から言っていたことだ。

　リーガは競争が激しく、とても良いリーグだ。最後まで誰がチャンピオンになるのかは分からない。残りのポイントはたくさんある」

　また、負傷により欠場が決まっているセルヒオ・ラモスと、今回も厄介な存在になるであろう敵軍のリオネル・メッシにも言及。移籍が噂されるふたりに、契約更新の熱烈ラブコールを送っている。

「ラモスはこれが彼の最後のクラシコにならないように、そして彼がここに留まってくれることを願う。同様にメッシにとっても最後のクラシコにしたくない、バルセロナに居て欲しい。彼がリーガに残るのは良いことだ」

　伝統の一戦は、一体どんな結果となるのか。世界中の注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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