「勝点50」を目指す相模原。だが今のペースでは届かず。第1タームの残り4試合で“勝点7”を稼げるか

2021年04月10日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「“50”にフォーカスすると、10試合で13ぐらい取っておかないと」

10節までにあと勝点7を上積みできるか。三浦監督は「ハードルが高いけど、やっていかないといけない」と気合いを入れ直す。写真:滝川敏之

 今季がJ2初参戦のSC相模原にとり、最重要課題は「残留」となる。そのミッション達成に向けて三浦文丈監督は「勝点50」を目標に掲げる。

 6節終了時点でチームの成績は1勝3分2敗。6試合で勝点6。今のペースでは"50"に届かない。現状を指揮官はどう評価しているのか。

「最低限、1試合で勝点1ずつ取ると42になる。リーグの状況によっては、もしかしたら残れる可能性があるかもしれない。そんなに悪くもなく、かといって良いかというと良くもないが、着実にやっていると思う」

 前節は開幕5連勝と快進撃を見せていたアルビレックス新潟と2-2のドロー。首位チームの連勝を止めるなど、ここまでチームは逞しい戦いぶりを見せている。もっとも、順位は降格圏のひとつ上の18位。三浦監督が言うように"残れる可能性があるかもしれない"というポジションだ。

 当然ながら、チームとしてはさらなる高みを目指している。三浦監督は10節分をひとつのタームと考え、「"50"にフォーカスすると、10試合でだいたい13ぐらい取っておかないとダメ」と見積もる。

 6試合で勝点6。残り4試合のノルマは勝点7。「なんとか2勝とかできれば。けっこうハードルが高いけど、やっていかないといけない」と三浦監督も気持ちを引き締める。次節は栃木SCの敵地に乗り込む。「ひとつポイントになる試合。勝点3を取りたい。簡単ではないが、しっかり準備しなければならない」。
 
 持ち前の"粘り強い"守備で、まずは先に失点しないこと。「今のうちのやり方で、最初の入りでは相手の良さを消したい。とにかくロングフィード、セカンドが凄い。確実に弾き返して、セカンドボールを拾う」。攻撃に転じれば、「けっこう前からハメにくる相手の背後に、ひとつ起点を作りたい」と三浦監督は展望する。

「勝点50」を果たすべく、まずは開幕から10節までのファーストタームで、ひとつでも多くの白星を積み重ねたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

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