「徹頭徹尾、最高のプロ」長谷部誠について、ヴォルフスブルク時代の同僚が称賛!「信じられないスピードで…」

2021年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私の出会った選手の中で最もプロフェッショナル」

ヴォルフスブルク時代の長谷部。当時からプロ意識は非常に高かったようだ。(C)Getty Images 

 ブンデスリーガの4位につけているフランクフルトは、10日に3位ヴォルフスブルクと対戦する。上位対決を控え、ドイチェバンク・パルクに乗り込むアウェーチームのマルセル・シェーファーSDが、現役時代にともにプレーした長谷部誠についてコメントした。

 2008-09年にはリーグ優勝をともに成し遂げた37歳ベテラン戦士について、18年に引退したシェーファーSDは「マコトが今もこのような高いレベルでプレーし続けられていることに、私は何の疑問も感じない」と語ったという。現地メディア『SPORTBUZZER』が伝えている。

「08年に彼がドイツに来て、クラブに加わって、信じられないほどのスピードでドイツ語を習得していくのを見ていたよ。私たちがジョークで彼をからかっていたのも影響していたと思うけれど(笑)、いつの間にかジョークの輪に加わっていた。それがマコトだった」

 そして、「私のキャリアのなかで、彼は最もプロフェッショナルな選手だ」と称えている。
 
「現役時代は自分もプロフェッショナルに仕事をしていたという自負はある。だが、彼は徹頭徹尾、最高の、模範的なプロなんだ。睡眠や栄養、リカバリーに関してはこれまで見たことのないほど気を遣っていた」

 それを示すエピソードとして、同メディアはある"逸話"を紹介。ヴォルフスブルク時代にアウェーで勝利を収めた後、祝福のために選手たちはファストフード店に行った。多くの同僚がハンバーガーを平らげるなか、長谷部だけはサラダとオレンジジュースを注文したという。周囲の選手たちはからかって笑っていたというが、本人は全く気にしない様子だったそうだ。

 シェーファーSDは「私は一足先に現役を退いたが、選手たちは自分自身で引き際を決めることを望む。ケガやコーチが決めることではなく、マコトもそう選択できるように願っている。正直、今のところいつになるかは全く分からないね」と元同僚にエールを送っている。

 ブンデスリーガでともに上位を狙う2チームの対戦は、日本時間10日22時30分にキックオフされる。長谷部は元チームメートとの"再会"にも注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事