「深刻な状況だった」ケパとリュディガーの“衝突”にチェルシー指揮官が言及! 「受け入れられないことだったが…」

2021年04月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

トゥヘル体制初黒星を喫した翌日に…

トレーニング時の衝突が伝えられたのが、GKケパ(左)とDFリュディガー(右)だ。 (C)Getty Images

 練習中でのチーム内での衝突は、ほめられたことではない。だが、相手に対する敬意を忘れていなければ、トーマス・トゥヘルは問題を引きずるべきではないとの考えだ。

 現地時間4月3日のプレミアリーグ第30節でウェスト・ブロムウイッチ・アルビオンに敗れ、トゥヘル就任から初の黒星を喫したチェルシーは、その翌日にトレーニング中の"内紛"が騒がれた。アントニオ・リュディガーとケパ・アリサバラガが揉め、前者が練習切り上げを命じられたというものだ。

 初黒星直後の内紛騒動とあれば、今後への影響も懸念される。だが、米スポーツチャンネル『ESPN』によると、トゥヘルは6日に「間に入る必要があったから、深刻な状況だった」としつつ、「だが、選手たちが自分で状況に取り組んだのは素晴らしかった。見事な気質を示した」と述べた。
 
「受け入れたくないことだったし、普通ではないが、起こり得ることだ。彼らはみんな競技者で、練習の試合でも勝利を望むものだからね。ヒートアップしすぎだし、リアクションはOKじゃなかった。だが、彼らは自分たちで直接解決し、互いへの敬意を示したよ。それがもっとも大切なことだった。翌日には何も尾を引いていない。われわれはこの件を話し合った。そして解決した」

 両選手に対する処分についても、トゥヘルは「彼らの取り組み方から、これまでに処分は科していない」と明かしている。

「リュディガーは直接解決した。それは絶対に必要なことだった。彼らの取り組みようには満足している。受け入れられないことではあるが、今後の処分はない」

 終わりよければすべてよし、ということか。チェルシーは7日、チャンピオンズ・リーグ準々決勝第1レグでポルトと対戦する。大事な試合で、影響がないことを示せるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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