「ハセベは最高の選手だが…」フランクフルトの“贅沢な悩み”を現地紙が指摘! 次節はベンチの可能性も?

2021年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドルトムント戦で若手が好パフォーマンスを披露し…

フランクフルトとの契約延長も話題になった長谷部。悲願のCL出場権を手にすることができるか。 (C)Getty Images

 フランクフルトは現在、ブンデスリーガの4位につけている。前節では5位ドルトムントとの上位対決を2-1で勝利し、その差を7ポイントに広げ、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権獲得に大きく前進した。

 この試合で、長谷部誠は累積警告のため出場できず。3バックにはエバン・エヌディカと、これまで控えに回っていたシュテファン・イルザンカー、21歳のトゥタが入り、ドルトムントを抑え込んだ。

 試合後にアディー・ヒュッター監督は「3人とも良いプレーだった。トゥタもエヌディカも、レギュラー組である長谷部や(マルティン・)ヒンターエッガー、イルザンカーという経験豊富なベテランたちとともにプレーしてきた積み重ねがここに来て意味を持っている」とコメント。若手たちが大一番で力を発揮した姿を喜んでいた。

 選手層の厚さが喜ばしい一方、現地紙『Frankfurter Rundschau』は「そうなると、悩ましいのが長谷部の起用法だ」と綴っている。
 
「ドルトムント戦でアーリング・ハーランドを抑え込み、ヒュッター監督の信頼に応えたイルザンカーやエヌディカ、トゥタの素晴らしいパフォーマンスはアイントラハトに贅沢な悩みをもたらす。

 土曜日には2位のヴォルフスブルクと対戦する。怪我のヒンターエッガーは引き続き欠場だろう。だが、長谷部が中央で起用されるということをしなくても、DF陣での心配はなさそうだ。では、中盤をどのように配置するか。最高の状態になりつつあるセバスティアン・ローデ、伸び盛りのジブリル・ソウを組ませるとなれば、長谷部はベンチに座ることになるかもしれない」

 そして、「長谷部がプレーや戦術面においては最高のサッカー選手であるにもかかわらず、彼を出さない選択肢を持つというのは、贅沢な悩みだ」と綴っている。

 37歳のベテランは今シーズン22試合に出場。累積警告で欠場するまでは15試合連続でピッチに立つなど、鉄人ぶりを見せつけていた。

 フランクフルトは10日に2位ヴォルフスブルクと対戦した後、17日はボルシアMG、20日にアウクスブルク、24日にレバークーゼンと過密日程で試合が続く。クラブの悲願でもあるCL出場圏内4位を維持するために負けられない戦いが続くなか、ベテラン戦士が必要とされる時は必ず来るはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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