「ラモスは気に入らなかった」クロップ、マドリーとの再戦を前に3年前のCL決勝を回顧!「当時の怒りは…」

2021年04月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「これは2018年とは無関係だ」

マドリー戦の前日会見で笑みを浮かべるクロップ監督。3年前の敗戦は意識していないと強調した。(C) Getty Images

 大一番であることは間違いない。ただ、ユルゲン・クロップは、過去の因縁は別と強調した。

 リバプールは4月6日のチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝第1レグで、レアル・マドリーと敵地で対戦する。周知のように、両チームは2018年のCL決勝で対戦。セルヒオ・ラモスとの接触でモハメド・サラーが負傷交代を余儀なくされたリバプールは、1-3で"白い巨人"に涙を飲まされた。

 それ以来の対戦となる今回のカードには大きな注目が集まっている。だが、リバプールのクロップ監督は「モチベーションが最高潮なのは、CLだからだ」と、3年前の一戦を意識していないと強調した(英公共放送『BBC』より)。
 
「これは2018年とは無関係だ。組み合わせが決まったときに、その試合を思い出したのは当然だけどね。あれ以来のマドリー戦だからだ。ラモスは偉大な選手だが、あの夜にあったことは気に入らなかった。だが、ずいぶん前のことだ。当時の感覚や怒りは再現できない。我々はリベンジツアーでここにいるのではない。私はあまりリベンジを信じていないんだ」

 前回の対戦後、リバプールは翌年に欧州を制覇し、翌々年は悲願のプレミアリーグ優勝を遂げた。しかし、今季は相次ぐ負傷もあって苦しみ、リーグ連覇の可能性は途絶えている。一方のマドリーは、S・ラモスが負傷で不在だが、昨季のラ・リーガ制覇に続き、目下優勝争い中だ。

 それでも指揮官は「下馬評ではマドリー有利で一致していると聞いたが、問題ないよ」と話した。

「彼らはその役割に慣れている。そして我々は、挑戦者の役割で全く問題ない」

 世界が楽しみに待つ一戦、キックオフはもうすぐだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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