オーバメヤンがエジルの二の舞に?低調パフォに英代表OBが痛烈批判!「今季最もエネルギッシュだったのは…」

2021年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨シーズンの爆発力は影を潜め…

ニューヘアスタイルで臨んだリバプールとの大一番で、オーバメヤンは存在感を発揮できず。77分にピッチを後にした。(C) Getty Images

 アーセナルのエース、ピエール=エメリク・オーバメヤンが"第2のエジル"となる可能性が指摘されている。英衛星放送『Sky Sports』が伝えた。

 今シーズン、オーバメヤンはリーグ戦25試合出場で9ゴールとまずまずの結果を残してはいるものの、リーグ2位の22得点を挙げた昨シーズンに比べると物足りなさは否めない。公式戦ここ5試合はノーゴールなうえ、リバプール戦(●0-3)、ウェストハム戦(△3-3)と直近2戦続けて途中交代。さらに先月14日のトッテナムとのビッグマッチ(〇2-1)では遅刻が原因でスタメン落ちになるなど、ネガティブな印象が拭いきれない。

【動画】来季CL出場を懸けた大一番で為す術なく完敗…リバプール戦のハイライト

 そんなストライカーにはっきりと苦言を呈したのが、現役時代はリバプール一筋で過ごした元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーだ。「ゴールを決めなければ、このチームに何ももたらさない選手であるのは間違いない」と、厳しい見方をしている。

「彼はノースロンドン・ダービーに遅刻し、監督は大きな決断を下したが、皮肉にもそれが功を奏した。ウェストハム戦も見ていたが、今シーズン見たなかで最悪のパフォーマンスのひとつと言っても過言ではない。ピッチを去った直後に、得点した(アレクサンドル・)ラカゼットと一緒に祝っていたが、その時が今シーズンで最もエネルギッシュだったね。そしてリバプール戦でも再び途中交代させられている」
 
 キャラガーはさらに、構想外となり、今シーズン途中にトルコへ新天地を求めたメスト・エジルにも言及。現在、プレミア屈指の週給25万ポンド(約3400万円)を手にしているオーバメヤンが、高給を手にしながら、近年は低調なパフォーマンスに終始した元ドイツ代表MFの二の舞となるリスクを伝えている。

「アーセナルやミケル・アルテタ監督にとっては、エジルのように、週給30万ポンドや35万ポンドの高額契約を結ぶことになるのではないかと、大きな不安があると思う。オーバメヤンにとっては幸運なことだが、それを正当化しなければならない。来シーズン、そしてこれからの数か月間、監督の頭の中にはこのことがよぎることだろう。なぜなら、今生み出しているものは、彼がどれほど優れた選手であるにせよ、投資した金額を考えると決して十分とは言えないからだ」

 残り8試合でチャンピオンズ・リーグ出場圏内の4位ウェストハムとは勝点10差と、苦境に立たされているアーセナル。エースはハイパフォーマンスでチームを救い、周囲の雑音を一蹴することができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】 現地番記者が選ぶ「過去20年のアーセナル・レジェンドTOP10」を厳選ショットで振り返り!

次ページ【動画】来季CL出場を懸けた大一番で為す術なく完敗…リバプール戦のハイライト

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事