今季初先発で一発回答! 東京Vの大卒新人・佐藤凌我が圧巻2ゴールで勝利の立役者に!

2021年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チームのために走って、得点して、勝たせられる選手になりたい」

プロ初得点を含む2得点の活躍でチームに勝利をもたらした東京Vの佐藤凌。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 圧巻のパフォーマンスだった。

 東京ヴェルディの大卒ルーキー、FW佐藤凌我は開幕から途中出場を続けていたが、6節・水戸ホーリーホック戦で今季初の先発に抜擢される。

 すると開始2分、さっそく期待に応えてみせる。梶川諒太の縦パスを起点に、相手ゴール前で佐藤優平との連係から抜け出し冷静なフィニッシュでゴールネットを揺らす。

 さらに1-1で迎えた73分には、エリア内のこぼれ球に素早く反応して右足を振り抜き、強烈なシュートを突き刺す。東京Vは佐藤凌の2ゴールで開幕戦以来の白星を挙げた。

 殊勲の22歳は試合後のフラッシュインタビューで次のように語った。

「この素晴らしい味スタの地で、素晴らしいサポーターのもとで、点を決めたいとずっと思っていたので。それを実現できて本当に嬉しく思います。

 前節、チームとして不甲斐ない形で負けてしまって(対新潟戦で0-7の完敗)、この試合は大事になると話していたので、自分はチームのために、チームの勝利のためにプレーするだけだと思って試合に臨みました。

(1点目の抜け出しは)あれが自分の持ち味だと思っているので、開始早々に優平さんが良い位置にボールを置いてくれたので、あとは振るだけのシュートでした。(2点目は)FWとして、あそこのポジションにいて、しっかりゴールを決めるのが役割だと思います」

 得点の場面以外でも、アグレッシブなプレーで攻撃を勢いづけた。

「推進力は自分の持ち味としてあるので、上手く出せたと思うけど、ボールを収める部分だったり課題があったので、そこは改善していきたい」
 
 この日の活躍に満足せず、今後の活躍を誓う。

「まだまだリーグは続いていく。このあとも、チームのために走って、得点して、勝たせられる選手になれるように頑張っていきたいです」

 ポテンシャルを秘めたアタッカーのさらなる活躍に注目だ。

構成●サッカーダイジェストweb編集部
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