「焦り、不安はあった」ガンバ再開初戦で無失点に貢献の昌子源、1か月ぶりの試合に心境を明かす

2021年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まずサッカーをしている姿を見せるというのが大事な試合だった」

G大阪のディフェンスラインを統率する昌子。再開試合への想いを語った。写真:田中研治

[J1リーグ7節]広島0-0G大阪/4月3日(土)/Eスタ

 クラブ内のクラスター発生により、3月9日から同22日まで活動制限を強いられたガンバ大阪。活動再開後、初の公式戦に臨んだ7節・サンフレッチェ広島戦は、守備陣の奮闘もあり、0-0の引き分けに終わった。

 試合後、センターバックとして三浦弦太とともに守備陣を統率した昌子源は、「他のチームの試合を見ることが多かったが、やはり焦りは僕自身もチームにもあったし、(活動を)再開してからはどちらかというと不安もあった」と心境を明かした。そのうえで、「サッカーをできる喜びやみんなでサッカーをやってサポーターに喜んでもらうことも感じられた。モチベーション高く、約2週間非常にいい気持ちで試合を迎えられた」と良好なメンタルで試合に臨めたことをアピールした。

 試合は序盤こそアグレッシブな姿勢を打ち出したG大阪だったが、後半は広島の攻勢に押し込まれ、なんとか失点せずに凌ぐ形となった。昌子は「やはり僕らは2週間しか準備(の時間)がなかったので、苦しい時間が多くなるのは予想できた。苦しい時間帯こそチームで守ろうと話していた。チームが掴み取った本当にプラスに捉えていい勝点1だと思う」とスコアレスドローの結果を評価した。

 また、この試合での収穫を問われると、「収穫というより、サポーターのためにも勝利したかったが、まずサッカーをしている姿を、コロナに負けずに頑張っている姿を見せるというのが大事な試合だったと思う。それを見せられたのが、僕自身もチームにとっても幸せなこと」と、1か月ぶりのピッチに立てたことへの胸の内を明かした。

 G大阪はようやくリーグ2試合目を消化。今後は過密日程を強いられることは間違いないが、「これから連戦が続いていくなかで、しっかりコンディションを合わせながら、ガンバらしい攻撃的なサッカーが出来れば」と、ディフェンスリーダーは試練を乗り越える覚悟を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】広島0-0G大阪|活動休止明けのG大阪は広島の攻撃を防ぎきりスコアレスドロー
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