「一度も働いていない」ベルギー代表OBが故障がちの後輩アザールを酷評!「才能に頼って過ごしてきた」

2021年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「C・ロナウドの後継者になるはずだったのに…」

マドリー加入以降、負傷続きで度々稼働率の悪さが揶揄されているアザール。才能は誰もが認めるが…。(C) Getty Images

 母国ベルギーのOBが、故障がちの後輩エデン・アザールを酷評した。スペイン紙『AS』が、ベルギー紙『Het Laatste Nieuws』内のコラムを引用する形で伝えている。

 アザールは2019年夏にチェルシーからレアル・マドリーに加入して以降、度重なる怪我に悩まされている。昨シーズンに続いて今季も離脱を繰り返し、ここまで公式戦14試合にしか出場していない。現在も背骨と股関節、骨盤をつなぐ腸腰筋の負傷により、欠場を余儀なくされるなど、いまだ期待に見合う活躍はできていない。

 そんな稼働率の悪いアザールに対し、苦言を呈したのが、現役時代はアンデルレヒトやPSVでプレーした、元ベルギー代表のジル・デ・ビルデ氏だ。「一度も働いていない」と、失望感を露わにしている。
 
「記録的な契約で世界最大のクラブに行き、クリスチアーノ・ロナウドの後継者になるはずだったのに、太りすぎてしまった。アザールは自分の才能に頼ってキャリアを過ごしてきたんだ。フィジカルのベースを学んでいない。彼が100%の状態でプレーをすることはほとんどないように感じる」

 しかし、それでも「アザールの才能は15分で違いが出るほど素晴らしい。彼をEURO(欧州選手権)に連れて行かなければならない」と主張。その実力は疑いがないと認めている。

 負傷からの回復は最終段階に入っており、今月6日に行なわれるチャンピオンズ・リーグ準々決勝・第1レグには間に合う見込みとされている。残された試合で周囲の雑音を跳ね返し、その先のEUROにも流れを繋いでいけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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