【日本代表 全23選手の通信簿】韓国戦&モンゴル戦でアピールしたのは?最高評価は4人

2021年03月31日 本田健介(サッカーダイジェスト)

山根は代表デビュー戦で見事なゴール

韓国とモンゴルに連勝した日本。招集した23人のうち、GKのふたりを除く、21人を起用した。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 国際親善試合で韓国、カタール・ワールドカップ・アジア2次予選でモンゴルと対戦した日本代表は、それぞれ3-0、14-0のスコアで2連勝。その2試合で各選手はどんなパフォーマンスを見せたのか。招集された23選手の出来を5段階(S、A、B、C、D)で評価した。

※メンバー発表後、負傷の坂元達裕(C大阪)、原川力(C大阪)に代わり、脇坂泰斗(川崎)、稲垣祥(名古屋)を追加招集。

――◆――◆――

【GK】
1西川周作 [評価]―
サッカーダイジェスト採点
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:―(―)
チーム最年長の34歳は、3年4か月ぶりに代表復帰を果たす。出番は訪れなかったが、よく声を出してトレーニングで仲間を盛り立てた。


12権田修一 [評価]A
サッカーダイジェスト採点
韓国戦:6(フル出場・0失点)
モンゴル戦:6(フル出場・0失点)
韓国戦ではA代表で歴代最長となる8試合連続無失点を記録。ピンチらしいピンチがなかったモンゴル戦でも、最後方から味方を鼓舞し続けた。正守護神として貫禄が出た印象。

23前川黛也 [評価]―
サッカーダイジェスト採点
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:―(―)
元日本代表の父・和也氏の旧知の仲である森保一監督の下で実力を評価されて初選出。「自分のプレーを見せたい」と語った26歳のGKは、先輩たちから多くを吸収した。この刺激を神戸でのさらなる活躍につなげたい。

 
【DF】
2松原 健 [評価]A
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:6.5(フル出場)
初招集から7年、遂に先発としてA代表デビューしたモンゴル戦で好パフォーマンス。ポジショナルプレーを志向する横浜と同様に、内に絞りハーフスペースを活用して、一列前の伊東をサポート。多くのゴールを演出した。

3小川諒也 [評価]B
韓国戦:6(途中出場)
モンゴル戦:6.5(フル出場)
A代表初参加の左SBは韓国戦でピッチに立つと、モンゴル戦では先発。周りと息が合わないシーンもあったが、徐々に連係はスムーズに。果敢にオーバーラップし、クロスを送ろうとした姿にも好感。求められるのはさらなるクオリティアップだろう。

4畠中槙之輔 [評価]C
韓国戦:―(―)
モンゴル戦:6(途中出場)
モンゴル戦では71分からピッチへ。出場時間は限られただけに大きなアピールとはいかなかったが、フィード力を生かした。今後、吉田、冨安の"鉄板CBコンビ"の間に割って入れるか。

13山根視来 [評価]A
韓国戦:7(フル出場・1得点)
モンゴル戦:―(―)
韓国戦でデビューを飾った右SBはいきなり大仕事。所属する川崎でのプレーと同様に、巧みな動き出しで相手エリア内に入り、豪快なゴールを叩き込んでみせた。守備でも対人の強さを発揮。モンゴル戦は出番なしも、"山根視来ここにあり"との印象を強く残した。

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