「受け入れられない」ウディネーゼFW、ゴール後にTVカメラへ“暴言”で北マケドニア代表を追放!いったい何が…

2021年03月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「僕と家族を侮辱し、脅してきた3人に対して…」

ウディネーゼ所属のネストロフスキがまさかの事態に…。(C)Getty Images

 SNSでの誹謗中傷問題が深刻化するなかでも、プロアスリートは公に向けての表現において模範的な言動を求められる。

 ウディネーゼに所属するイリヤ・ネストロフスキが、北マケドニア代表チームから外された。ゴールを決めた際の行動が問題視されたという。イタリア衛星放送『Sky Sport』が伝えた。

 北マケドニアが5-0と快勝した2022年カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のリヒテンシュタイン戦で、ネストロフスキは終盤の82分にPKで5点目となるゴールを決めた。その際、テレビカメラに向かって続けざまに暴言を吐き、指を口に押し当てた。「黙れ」と言わんばかりの行動だ。

 ネストロフスキ本人がSNSで明かしたところによると、そのジェスチャーはヘイト行為に対するものだった。ネストロフスキは「僕と家族を侮辱し、脅してきた3人に対しての罵倒だった」と話している。

「それがだれかは、彼らが分かっているはずだ。公に対する言葉だと思った人たちには謝罪する」

【画像】暴言を吐いた後、「黙れ」ポーズをとるネストロフスキ
 
 しかし、北マケドニア代表のイゴール・アンジェロフスキ監督は、3月31日に行われるドイツとのW杯予選第3節でネストロフスキをメンバーから外すと決めた。

 アンジェロフスキ監督は「彼が謝罪し、自分の行動の理由を説明したのは満足している。だが、こういう行動は受け入れられない」と話している。

「国の代表のユニフォームを着ているときは、なおさらだ」

 ヘイト行為は断じて許されない。その被害に遭う選手たちのケアは重要だ。それでも、代表チームを応援する無関係の大勢の人々が見ているなかで、公に用いる言葉には節度が求められる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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