【移籍市場超速報】パリSG移籍へ? ポグバがアル・ケライフィ会長とモナコで会食

2015年04月30日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

パリSGの興味はまだ口頭での打診に留まっている。

今夏の移籍市場で最大の目玉と目されるポグバ。パリSGの会長とモナコで会食したが、まったくの偶然だったようだ。 (C) Getty Images

 ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバが、パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長とモナコで偶然に遭遇し、テーブルを共にしたと伝えられている。
 
 パリSGがポグバに興味を持っていることは周知の事実で、ユベントスもこの接触については報告を受けている。
 
 とはいえ、いまのところパリSGの興味は口頭での打診に留まっており、具体的なオファーは出されていない。
 
 もうひとつ、ポグバ獲得に動いているのがバルセロナ。こちらは、今夏保有権を買い取るがあと1年ユベントスにレンタルで留まらせ、FIFAの選手獲得禁止処分が明ける来夏に呼び寄せるという構想だ。バルセロナは18歳未満の選手の移籍に関するルールを破ったとして、FIFAから選手獲得禁止処分を受けている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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