ミラン タイ資本への身売り交渉が進展か

2015年04月30日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ベルルスコーニ邸での話し合いは「ポジティブな感触」

タイの投資家テチャウボン氏をミラノ郊外の私邸に招き、クラブ売却について話し合いを持ったベルルスコーニ・オーナー。交渉は合意に向かって進展か。 (C) Getty Images

 4月29日、サン・シーロでジェノア戦が行なわれている間も、ミラノ郊外アルコレにあるオーナーのシルビオ・ベルルスコーニ邸では、タイの投資家ビー・テチャウボン氏との間で、5億ユーロ(約700億円)で発行済株式の51パーセントを譲渡するという同氏の買収オファーについての話し合いが続いていた。
 
 会談は同日23時過ぎに終了、テチャウボンの側近からは「ポジティブな感触を得た」という話が伝わってきている。
 
ジェノア戦の観客席にアレックス・ソングの代理人
 
 一方、ミランはバルセロナからウェストハムにレンタルされているカメルーン代表MFアレックス・ソングに興味を示している。29日のジェノア戦にはソングの代理人ダレブ・デインが姿を見せており、昼の間に話し合いを持った可能性が大きい。
 
 保有権を持つバルセロナの経営陣には、ミランで長年SDを務めたアリエド・ブライダが加わっており、両クラブの関係はきわめて良好。ソングにはインテルも関心を持っているが、こちらのファーストチョイスはあくまでトゥーレ・ヤヤだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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