３月27日、JリーグのYBCルヴァンカップ・グループステージの第２節が各地で開催。Bグループの徳島ヴォルティス対大分トリニータの一戦は、立ち上がりに挙げた１点を守り抜いた大分が１－０で勝利を収めた。

　開始３分にファーストシュートを放ったのはホームの徳島だった。しかし、その直後に大分が先制する。

　５分、右サイドへの展開から、ボールを受けた黒﨑隼人が意表を突くアーリークロスを供給。これをゴール前でフリーとなっていた長沢駿が巧みな右足のボレーで合わせ、ネットに突き刺す。

　その後は完全に大分の流れに。守備ではコンパクトさを保って、相手にスペースを与えず。攻撃では自陣から丁寧に繋いで、見事なサイドチェンジで相手を揺さぶる。33分頃のシーンではターゲットの長沢には惜しくも合わなかったが、右サイドから積極的にクロスを挙げるなど、効果的な攻撃を見せた。
 

　後半に入って少し勢いが増してきた徳島は、DFの裏を狙ったロングボールを多用して攻勢に出たが、大分はこれにも集中して対応。最後まで無失点を貫いた大分が、ウノゼロ勝利を飾った。

　大分は、今季ルヴァン杯初勝利で暫定１位タイに浮上。徳島は２連敗で４位に後退した。

　次戦は４月21日、徳島はアウェーでヴィッセル神戸と、大分はホームでFC東京とグループステージ第３節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部