J１リーグ・８節
湘南ベルマーレ – サガン鳥栖
４月29日（水）／16:00／Shonan BMWスタジアム平塚
 
湘南ベルマーレ
リーグ成績（７節終了時）：14位　勝点７　２勝１分４敗　５得点・11失点
 
【最新チーム事情】
●「鳥栖対策」で、最終ラインに島村と坪井の先発抜擢も。
●前線からのプレッシングを大事にする原点回帰で、大槻がCF先発へ。
●右WBは藤田征のスタメン復帰が濃厚。
 
【担当記者の視点】
　今季ホーム未勝利で３連敗中とあって、なによりも「結果＝勝利」が求められる。
 
　前節の横浜戦は、高山の右WB起用などスタメンを思い切って変更したものの、逆にチーム全体が思うように機能せず敗れた。そこで、今回は原点に立ち返る意味を込め、開幕の浦和戦で組まれたCF大槻、シャドー高山、大槻という前線トライアングルの「再結成」が見込まれる。最前線のプレッシングからチームに勢いを与え、湘南スタイルを取り戻す意図が感じ取れる。
 
　また守備陣では、豊田の高さと強さに対抗するため、島村の先発抜擢もあり得る。また、試合前の練習で軽く足を傷めたA・バイアのコンディションによっては、好調を維持する坪井の先発もある。
 
　右WBは藤田征がスタメンに復帰しそう。同じく攻撃力のあるキム・ミヌ、吉田の飛び出しを抑え込みたい。
 
 
サガン鳥栖
リーグ成績（７節終了時）：５位　勝点13　４勝１分２敗　９得点・６失点
 
【最新チーム事情】                 
●守護神の林が右足を傷めて戦線離脱…。
●赤星が約１年半ぶりにリーグ戦先発へ。
●前節で途中出場のキム・ミンヒョクがスタメン復帰。
 
 
【担当記者の視点】
　大きなトピックは、守護神・林の欠場だ。
 
　林は右足を負傷した影響で、前節の柏戦でも納得のパフォーマンスを見せられず。そのため、今回の湘南戦を前に、「アキ（林彰洋）が自ら申し出た」と森下監督が明言したように、林自身が欠場する判断を下した。そのため、ゴールマウスには約１年半ぶりに赤星が入ることになる。
 
　指揮官は「タク（赤星拓）は、鳥栖の色々なものを見てきた選手。辛いことも昇格も経験した選手」とベテランの奮起に期待する。とはいえ日本代表クラスの実力者である林が不在となれば、戦力ダウンは否めない。
 
　GWの連戦に突入したとあって、ここは守護神の離脱に動じず、上位に踏み止まりたいところ。今季のテーマに掲げる「団結力」が、今こそ試される。