ユニホームを投げ渡し、足早にロッカールームへ。ハーランド“怒りの退場”が反響拡大…しかし即座に“鎮火投稿”

2021年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

5戦未勝利の下位相手に、痛恨取りこぼし

下位相手に勝点3を掴めず、ハーランドは不満を爆発させた。 (C)Getty Images

 若きエースの振る舞いが、世界中から注目を集めている。

 5位のドルトムントは現地時間3月20日、ブンデスリーガ第26節で、14位のケルンと敵地で対戦。来季のチャンピオンズ・リーグ出場権確保のためには、取りこぼせない一戦だったが、5戦未勝利の下位相手に大苦戦。

 結局チームは、90分にハーランドのこの日2点目で追いつくのがやっとで、2-2に終わり、勝点2を落とす結果に終わった。出場圏内のフランクフルトとの勝点差は4に広がっている。

 試合終了直後、これに誰よりも不満を爆発させたのが、アーリング・ハーランドだ。すぐにユニホームを脱ぎ、相手DFホルヘ・メレに投げ渡すと、目に見えて不満げな表情を浮かべたまま、足早にロッカールームへ。笛が鳴ってから、わずか数十秒のことだった。

【動画】不満オーラ全開…ユニホームを投げ渡し、足早に去るハーランド

 この一部始終は米スポーツチャンネル『ESPN』の公式ツイッターでも公開され、大反響。現在までに100万回を超える再生数に、引用ツイート合わせ1000以上のコメントが寄せられている。
 
 ただ今回の一件に関しては、現地紙『Bild』によれば、ハーフタイム時点ですでに火種はくすぶっていたようだ。ハーランドは前半を終えロッカールームに戻る際、Fワードを叫び、相当なフラストレーションを溜め込んでいたと伝えられている。

 チーム批判にも取られかねない行為に、たちまち"渦中"の人となった20歳だが、その後に自身のツイッターを更新。何事もなかったかのように、ファンに向け、以下のようにポジティブなメッセージを寄せている。

「素晴らしい結果ではない。しかしこれをモチベーションにして、もっと強くなって戻ってくるよ!ドルトムントファンのみんな、いつも応援ありがとう。僕らはすぐに戻ってくるよ!」

 速やかな"鎮火作業"により、ちょっとした騒動が収集したのかは定かではないが、依然ノルウェー代表の大エースの移籍を巡る過熱ぶりが収まらないのは事実だ。"時代の旗手"が来シーズン袖を通すユニホームは、一体何色なのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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