広島が鮮やかな逆転劇で6戦無敗! 青山&川辺の今季初弾など3発で大分を下す

2021年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

鮎川のプロ初ゴールも

今季初ゴールとなる同点弾を挙げた青山。写真:サッカーダイジェスト

 J1リーグは、3月21日に6節の8試合を開催。昭和電工ドーム大分では、大分トリニータとサンフレッチェ広島の一戦が行なわれ、3-1で広島が勝利を収めた。

 立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けたのは広島。1トップのドウグラス・ヴィエイラが下がってボールを収め、鋭いスルーパスを繰り出すなど好機を作る。一方大分は前線の長身ストライカー、長沢駿をターゲットにクロスやロングボールなど、シンプルなパスから一発を狙った。

 前半は攻守が激しく入れ替わる展開となりお互いに決定機を作る。広島は36分にD・ヴィエイラがヘディングシュートを放つもクロスバーに弾かれ、大分もその2分後に福森健太が左サイドからシュート性のクロスを放ちポストを直撃するなど、惜しいシーンを作り出す。
 
 試合が動いたのはスコアレスで折り返した後半開始早々の52分。大分が左サイドの連係から三竿雄斗がクロスを送ると、これを長沢が高い打点のヘッドでゴールに突き刺し先手を取る。長沢はこれが移籍後初ゴールに。

 しかし、その後は負けられない広島が前線から激しくプレスをかけてボールを奪い攻勢を強める。すると、66分に左サイドからのクロスに青山敏弘が頭で合わせ、山なりのシュートがクロスバーの内側に当たってゴールに吸い込まれる。

 試合を振り出しに戻して勢いに乗るアウェーチームは、ハーフタイムに投入されたジュニオール・サントスが相手ゴールに襲い掛かる。68分には森島司のグラウンダーのクロスにニアサイドで合わせるが惜しくも枠の外に外れる。

 そして前線の選手がハードワークして再三に渡り好機を作ると、ついに決勝点が生まれる。87分にカウンターから裏に抜け出した川辺駿がGKの股を抜くシュートでネットを揺らす。逆転に成功した広島は、90+3分にも鮎川峻のプロ初ゴールで3発快勝。広島は6試合負け無し、そして今シーズン初の連勝を飾っている。

 次節は4月3日に、大分がアウェーで川崎フロンターレと、広島はホームでガンバ大阪と戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】チームを勝利に導く川辺駿の逆転ゴール! 広島は6戦無敗

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