活動停止となった江蘇FCの元イタリア代表FWエデル、クレスポ監督率いるサンパウロと2年契約へ

2021年03月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

クレスポ監督、DFミランダ、MFエルナネスと元インテル選手が在籍

サンパウロへの移籍が濃厚なエデル。(C)Getty Images

 所属する中国の江蘇FCが活動停止となり、移籍先を模索していた元イタリア代表FWのエデルの新天地が母国ブラジルの名門サンパウロになりそうだ。『ESPN BRAZIL』は3月17日、「エデルがサンパウロと契約する」と報じた。

 記事によると、フリー移籍で契約期間は2年。「元イタリア代表のエデルはブラジル国内に滞在しており、メディカルチェックを経て数日中に正式契約を結ぶ」と報道している。
 
 ブラジル出身のエデルは2004年にクリシューマでプロデビューし、05年にイタリアにわたってエンポリ、フロジノーネ、ブレッシャ、チェゼーナ、サンプドリアでプレー。16~18年にはインテルに所属し、18年7月にインテルと同じ蘇寧グループがオーナーの中国・江蘇FCに移籍していた。また、曽祖父がイタリア人だったことから、サンプドリアに在籍時の15年にイタリア代表に初招集。EURO2016のメンバーにも選ばれ、グループステージのスウェーデン戦でゴールを決めている。
 
 新天地のサンパウロの指揮官は、2月12日に就任したばかりのエルナン・クレスポで、3月7日には同じく江蘇FCでプレーしていた元ブラジル代表DFのミランダも加入。チームには元ブラジル代表MFエルナネスも所属しており、エデルも含めてこの4人はいずれも元インテルの選手だ。さらにバルセロナやユベントス、パリSGでもプレーしたダニエウ・アウベス、15年にセレッソ大阪でプレーしたFWパブロも在籍している。
 
 サンパウロは2月27日に始まったサンパウロ州リーグの開幕戦で元FC東京監督のガーロが率いるボタフォゴと1-1で引き分け、2、3節はインテル・ジ・リメイラとサントスにそれぞれ4-0で快勝。4節にはノボリゾンチーノに1-2で敗れたが、グループBの首位に立っており、"クレスポ・サンパウロ"は上々のスタートを切っている。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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