リバプール戦士から“聖地”メルウッドへ復帰希望の声…70億円の新拠点が嫌われる理由とは?

2021年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

移転後から成績は右肩下がり

新拠点で練習を積むリバプールの選手たち。(C) Getty Images

 リバプール戦士が"ホームシック"になっているようだ。英紙『The Sun』が伝えている。

 リバプールは昨年11月、60年以上の歴史を持ち、多くのレジェンドがトレーニングを積んできた"聖地"メルウッドから、アカデミーのトレーニング施設があるカークビーへ練習拠点を移転した。

 そのカークビーの再開発にかかった費用は5000万ポンド(約70億円)とされ、3つのフルサイズのピッチ、2つのジム、スポーツホール、プール、セラピー施設に、ブラジル人選手のアリソン、ファビーニョ、ロベルト・フィルミーノへのリスペクトとされるビーチバレーエリアも設けられるなど、その圧倒的な豪華さも話題となっていた。

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 移転から4か月、新拠点にはだいぶ慣れてきたということだが、ひとつだけ大きな問題があるようだ。それは「風」だ。
 
 この地域は「風の港」と呼ばれほど、吹き荒れる風が強く、サンデーリーグ(アマチュア)の選手たちもプレーすることを嫌っているとも言われている。そのため、リバプールの選手たちにとっても大きな悩みの種となっており、お馴染みのメルウッドへの復帰を望んでいるようだ。

 また、『The Sun』ではカークビー移転から、ホームゲームでの成績が悪化していることにも注目。事実、プレミアリーグにおける本拠地無敗記録も「68」でストップし、そこからクラブワーストのホーム6連敗、さらに順位も大きく落とし、チャンピオンズ・リーグ出場圏内から脱落している。

 この看過できない状況を考えれば、まずクラブがすべきは「風対策」かもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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