FC東京、追いすがる湘南を3-2で下し今季2勝目! 渡辺剛の今季初ゴールで突き放す

2021年03月17日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

湘南・山田の先制弾はアウェー通算300ゴール

森重は競り合いからヘディングで決勝弾をアシストした。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは3月17日、中止となったベガルタ仙台対ガンバ大阪を除く9試合を各地で開催。味の素スタジアムで行われたFC東京と湘南ベルマーレの一戦は、3-2でホームの前者が勝利を収めた。

 ホームのFC東京は、前節・大分戦に帯同させなかった森重真人や渡辺剛、東慶悟をスタメン起用。さらにCB岡崎慎を今季初先発させ、森重をアンカーで起用した。

 対する湘南は、前節・仙台戦で得点した高橋諒、名古新太郎、町野修斗らが先発に名を連ねた。

 試合は、守備ブロックを形成し、ロングボールも駆使しながらゴールを目指すFC東京に対して、高い位置からプレスをかけてダイレクトプレーを多用する湘南という構図となる。

 すると27分、アウェーの湘南が先手を奪う。左サイドの高橋からボールを受けたFW大橋祐紀がペナルティエリア手前から果敢に仕掛けると、DFに防がれるものの、このルーズボールを拾った山田直輝が右足を振り抜き、ゴール右隅に決める。このゴールは湘南のJ1リーグ、アウェー通算300ゴール目となる。
 
 失点後は湘南にペースを握られていたFC東京だったが、一瞬の隙を突いて同点に追いつく。

 相手ボールをカットした森重から、田川亨介、ディエゴ・オリヴェイラと繋ぎ、渡邊凌磨がシュート。GK谷晃生に防がれるものの、こぼれ球に詰めていた田川がゴールに流し込み、37分に1-1と振り出しに戻す。

 さらに直後の40分、左サイドを持ち上がった中村帆高からのクロスボールにD・オリヴェイラが飛び込み、豪快なヘディングシュートでネットを揺らす。FC東京が前半のうちに2-1と逆転に成功する。

 後半は両チームともに、複数の交代カードを切りながら次の1点を目指す。

 湘南は79分、山田からのクロスを高橋が押し込み、同点に追いつく。高橋は2戦連続のゴールとなった。

 しかしFC東京もその2分後、左サイドからの小川諒也のクロスを、森重がバックステップで下がりながらも競り勝ちヘディングで折り返す。渡辺剛が競り合いながらもこれを押し込み、再び3-2とリードを得る。渡辺は今季初ゴールとなった。

 その後も湘南の反撃を凌いだFC東京が、3-2で今季2勝目を挙げた。

 3月21日の次節、FC東京はベガルタ仙台と、湘南はセレッソ大阪戦とそれぞれホームで対戦する。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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