トッテナムは現地時間３月14日に行なわれたプレミアリーグ第28節で、アーセナルとのノースロンドン・ダービーに挑んだ。ダブルエースのひとり、ソン・フンミンが19分に負傷交代するアクシデントに見舞われるも、代わって入ったエリク・ラメラが驚愕の秘技を披露し、話題を呼んでいる。

　スコアレスで迎えた33分だった。右サイドでボールを持ったガレス・ベイルが大胆にサイドチェンジを行ない、ペナルティエリア左で受けたセルヒオ・レギロンが、ダイレクトでゴール前へパス。これを受けたルーカスがラメラに落とす。

　ただ、目の前にはDFがふたり立ちはだかっており、シュートコースはない。そこでなんとアルゼンチン代表MFは咄嗟にラボーナでシュートを放つと、しっかりとインパクトされた強烈な一撃が敵の股を抜き、鮮やかにゴールに吸い込まれたのだ。

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　レギロンも思わず頭を抱えた驚愕のゴラッソは、たちまちSNSでも話題沸騰。ファンからは絶賛の声がひっきりなしに寄せられている。
 

「すげえええええええ！」
「信じられない」
「壮観」
「鳥肌立って眠れなくなったwww」
「今年１ゴラッソ」
「ダービー史上最高のゴール」

　また、「キング・オブ・ラボーナ」「前の方が良かったな」というような声も集まっており、ラメラが2014年のヨーロッパリーグ、アステラス（ギリシャ）戦で決めたラボーナ弾を思い出したファンも少なくなかったようだ。

【動画】異次元の筋力！ラメラが2014年のELで奪った驚愕弾はこちら

　ただ、ここからトッテナムは悪夢のような展開となる。44分にマーティン・ウーデゴーにプレミア初ゴールを献上すると、64分にはアレクサンドル・ラカゼットに勝ち越し点を奪われる。さらに、76分にはラメラがこの日２枚目のイエローカードでまさかの退場となってしまう。

　結局、数的不利となったトッテナムは追い付くことができず、１-２で逆転負けを喫している。今シーズンのプレミア初ゴールを奪った29歳は、まさに天国から地獄へ突き落とさた気分だろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部