「普通にやるんだよねこの選手、折れるよ」久保のライバルの悪質な“踏みつけタックル”に解説の宮沢ミシェル氏も思わず苦言!「戦っているのとは違う」

2021年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ずっと続いているから、考えを変えていかないと」と忠告

ルマールへの危険なファウルで一発退場となったニョム(左)。(C)Getty Images

 現地時間3月13日に行なわれたラ・リーガ第27節で、久保建英が所属するヘタフェは首位のアトレティコ・マドリーとホームで対戦。ディエゴ・シメオネ監督の就任以降は、10シーズンに渡って一度も勝てていない(2分け16敗)天敵を相手に、スコアレスドローに持ち込み、貴重な勝点1を奪取した。

 久保と右サイドハーフの定位置を奪い返したアラン・ニョムは本職の右SBで起用されたものの、右サイドハーフにはカルレス・アレニャを起用。6試合連続のベンチスタートとなった日本代表MFは、試合終了間際に出場する準備をしていたが、終了のホイッスルが鳴ってしまい、加入後初めて出番なしに終わった。

 結果的に引き分けで終わったから良かったとはいえ、チームを窮地に追い込んだのが、70分のニョムの一発退場だ。敵MFトマ・ルマールがタッチラインギリギリで残したボールを奪おうし、勢い余ってルマールの足首を思い切り踏みつけたのだ。

 声をあげて倒れたフランス代表MFは、幸い大事には至らず、その後もプレーを続けたものの、当初はイエローカードだったニョムへの裁定はVARでレッドに替わり、ヘタフェは残りの約20分間を10人で戦うはめになってしまった。

【動画】宮沢ミシェル氏も思わず苦言!ニョムの足首踏みつけシーン(3分30秒~)
『WOWOW』でこの試合の解説を務めていた宮沢ミシェル氏は、このシーンに「普通にこういうのやるんだよね、この選手。びっくりするよね。折れるよ、これ」と思わず苦言。

 普段はソフトな解説で人気を博しているが、「戦っているのとは、わけが違うからね。これは一回(レッドカードを)出さないとダメだよね。ずっと続いているから、考えを変えていかないと。脅威を与える選手と危ない選手は違う」と、重大な怪我に繋がりかねないプレーに厳しい言葉を浴びせた。

 数的不利にならなければ、早い段階からウォームアップをしていた久保の投入も考えられただけに、返す返すも残念なプレーだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】アトレティコDFを激怒させた久保建英の2人抜きドリブルはこちら

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