「歴史は消せない」CL敗退で批判を浴びるC・ロナウドがついに沈黙を破る!「人生で倒れた時に大切なのは…」

2021年03月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

マドリーヘの復帰報道が出るなかで…

CL敗退後、沈黙していたC・ロナウドがついに胸中を明かした。(C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)敗退で大きな批判を浴び、去就が騒がれているユベントスのクリスチアーノ・ロナウドが、3月13日に沈黙を破った。

 ユーベは3月9日、ポルトとのCLラウンド・オブ16第2レグで、延長戦の末にアウェーゴールの差で大会から敗退することになった。2年連続のベスト16敗退はクラブ史上初だ。

 2018年夏にイタリア王者がC・ロナウドを獲得したのは、悲願の欧州制覇を目指してのことだ。だが、優勝5回を誇るクラッキの加入以降、ユーベは3シーズンともそう敗退を喫している。

 必然的に、36歳のエースには批判の声が寄せられた。元会長は獲得が「間違い」だったと述べ、もはや不要との声も上がっている。

【動画】批判が殺到!C・ロナウドが"逃げた"ポルトの劇的FK弾
 また、スペインでは代理人のジョルジュ・メンデスが古巣レアル・マドリーに復帰を打診したとの報道が浮上。フランスでは、パリ・サンジェルマンがキリアン・エムバペ退団に備えてC・ロナウドの動向を注視していると報じられた。

 周囲が騒がしくなるなか、ポルトガル代表FWはインスタグラムにトレーニング中の写真を投稿。「人生で倒れた回数よりも、いかに早く、いかに強く立ち上がるかが大切だ。真のチャンピオンは決して屈しない!」とコメントしている。

「歴史は消せない。回復力、チームスピリット、粘り強さ、たくさんのハードワークとともに毎日歴史は記される。それを理解しない者は、決して栄光と成功にたどり着けない」

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、アンドレア・ピルロ監督は同日の会見で「彼が落胆しているのは当然だ。チーム全体と同じだよ」と話した。

「敗退後にいろいろと噂があるのも普通のことだ。彼はリオネル・メッシとともに、サッカー界では世界最大の有名人だからね。つねに彼のことが騒がれるんだ。忘れてはいけないが、彼はずっとうまくやってきた。ユベントスでの100試合で90得点。いつもその価値を示してきた。ひとつの試合で無得点に終わることもある。誰だってそうだ」

 契約が残り1年となるだけに、今後も去就を巡る報道は後を絶たないだろう。だが、少なくとも本人は目の前の戦いに集中すると強調した。

「僕たちはすでに(14日の)カリアリ戦、セリエAでの戦い、コッパ・イタリア決勝と、今シーズン成し遂げられるすべてに集中している」

 まずは、ユーベとC・ロナウドが今シーズンをどのように終えるかが注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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