「最高の瞬間」ウーデゴーが待望の“アーセナル1号”に歓喜! “毒々しい”強烈無回転弾を突き刺す

2021年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

今冬にマドリーからレンタルで加入

圧巻の無回転弾で、公式戦出場9試合目にして待望のアーセナル初ゴールを挙げたウーデゴー。(C)Getty Images

 アーセナルは現地時間3月11日、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド・オブ16第1レグで、昨年に同ラウンド・オブ32で苦杯を嘗めたオリンピアコスと敵地で激突し、3-1で快勝を収めた。この一戦で期待の新戦力に、待望の一発が生まれている。

 スコアレスで迎えた34分だった。敵陣中央でパスカットしたトーマス・パーテイからボールを受けたマーティン・ウーデゴーは、中央に切り込むとやや距離のある位置ながら、迷わず自慢の左足を一閃。強烈な無回転シュートをゴールネットに突き刺した。

 ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を掴めず、今冬にレアル・マドリーからレンタルで加わった22歳のノルウェー代表は、公式戦9試合目にして嬉しい初ゴールとなった。

【画像】待望の一発に、喜びを噛みしめるウーデゴー

 試合後、インタビューに応じたウーデゴーは「最高の瞬間だった」と、興奮気味に振り返っている。
 
「まだゴールを決めておらず、スコアシートに載りたかったので、ホームチームからゴールを奪い、前半を終えることができたのは僕にとって嬉しい瞬間だったし、試合の中でも重要なことだった。個人にとってもチームにとっても大きな出来事だ」

 また、途中出場のモハメド・エルネニーによる貴重な追加点も生まれるなど、チーム一丸で勝利を掴み、試合自体にも小さくない手応えを示している。

「僕らは本当によくやったと思う。ただ試合を支配し、多くのチャンスを作りながら、簡単なボールロストもいくつか犯してしまった。その点は改善しなければいけないが、それ以外は素晴らしい内容で、3-1の勝利は当然のことだ。

 ベンチスタートの選手が試合を変えたり、ゴールを決めたりしているのは、チームスピリットの表われだと思うし、チームの質の高さを示していると思う。誰もが出場する準備ができていて、チームでの大きな勝利となった」

 ファンからも「なんでゴールだ」「壮観」「えぐすぎ」と賛辞が並ぶほか、クラブも公式HPで「アーセナル初ゴールとして、ウーデゴーの一撃を超えるものはあまりないだろう。ゴールまで25ヤード(約23メートル)の位置から、毒々しいシュートをネットの天井に突き刺した」と絶賛した待望の第1号。今後もノルウェーの"神童"の躍動に、大注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【画像】待望の一発に、喜びを噛みしめるウーデゴー

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事