突然の幕引き! 小林祐希が主審の“殺すぞ”発言は聞き間違えだったと謝罪。「あれは I kill youではなく…」

2021年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あらためてふたりで会話した部分を聴きましたが…」

カタール協会でアル=ジャシム主審と対面した小林。「誤解だった」と認めて謝罪した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 急転直下の展開で、突然の幕引きとなった。

 カタール1部リーグのアル・ホールでプレーする日本代表MF、小林祐希が公式ツイッターを更新。試合中にカタール人主審のアブドゥルラフマン・アル=ジャシム主審から「お前を殺すぞ」と恫喝された件について、「誤解だった」と認めて謝罪した。

 小林は英語で「今日、カタール・サッカー協会に行ってきました」と書き出し、次のように説明している。

「協会担当者の方々と会って話せたのは、とても有意義でした。彼らは僕をリスペクトしてくれましたし、試合中になにが起こったのかを話し合い、レフリー自身が説明もしてくれました。あらためてふたりで会話した部分を聴きましたが、そこには誤解がありました。僕が"I kill you(殺す)"と聞こえていた箇所は、音声では"I tell you"(君に話している)だったのです」

 そして「彼(主審)に謝罪するとともに、今回のすべてのツイートと状況に対して謝罪します。僕はカタールで暮らすのもプレーするのも大好きです。どんな問題にも直面していませんし、人びとはみんなリスペクトしてくれています」と続けた。告発ツイートはすでにすべて削除されている。
 
 問題の場面は、現地3月8日のアル・ガラファ戦で起こった。相手選手に当たったボールがゴールラインを割ったところ、主審はゴールキックとジャッジ。小林がコーナーキックを主張すると、主審は「ちょっと触っただけだから触ったことにはならない。新しいルールだ」と答え、それはおかしいと食い下がった小林に向かって「オッケー、お前は俺の敵だ。殺すぞ」と吐き捨てた、とされていた。

 音声は公開されておらず、主審が発した「I tell you」以外の言葉の真偽も明らかにされていないため、疑問点は残る。とはいえ、告発者である小林が非を認めて謝罪し、幕引きとした。これ以上の追及および進展はないと見て、間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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